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グローバルな透明性への取り組み

透明性は、現代のデジタル社会において誰もが信頼する重要な要素となっています。当社のグローバルな透明性への取り組み(Kaspersky Global Transparency Initiative:GTI)には、当社の製品、内部プロセス、事業運営における信頼性の検証と実証を目的として、幅広いサイバーセキュリティコミュニティや関係者と連携するための実用的かつ具体的な方法が数多く含まれています。

データ、第三者機関の評価、そのほかの取り組み

グローバルな透明性への取り組みの一環として、多くの地域のサイバー脅威に関するデータの処理と保管をスイスに移転しました。スイスは、最初のトランスペアレンシーセンターを開設した国でもあります。

サイバー脅威関連のデータを処理、保管する場所としてスイスを選んだ理由

- スイスは中立性において長い歴史があり、当社のマルウェア検知のポリシーと類似性があります:当社はいかなるマルウェアの攻撃でも検知し、対策を講じます。
- データ保護法に対して堅固に取り組んでいます。



トランスペアレンシーセンター

トランスペアレンシーセンターは、信頼できるパートナーが当社製品のコード、ソフトウェアのアップデート、脅威検知ルール、およびそのほかの活動を確認できる施設です。このセンターを通じ、安全な環境で外部評価を受けるために不可欠な、重要な技術文書を含む当社製品とそのセキュリティに関する情報をパートナー企業や政府機関に提供しています。また、信頼できるステークホルダーが、当社のポートフォリオ、エンジニアリング、データ処理手法について詳細に知ることができるブリーフィングセンターの役割も持ち合わせています。

Kaspersky トランスペアレンシーセンターは、イスタンブール、キガリ、クアラルンプール、マドリッド、リヤド、ローマ、サンパウロ、ソウル、シンガポール、東京、ユトレヒト、チューリッヒで運営されています。

トランスペアレンシーセンターでは、当社製品をソースコードからコンパイルし、一般公開済みのコードと比較することができます。

透明性への取り組みをここまで徹底しているサイバーセキュリティ企業は、ほかにはありません。トランスペアレンシーセンターの開設により、当社の保護技術、インフラストラクチャ、データ処理手法の完全な透明化に向けて、大きな一歩を踏み出しています。

トランスペアレンシーセンターのサービスは、リモートからのアクセスにも対応しています。ご希望の場合は、 TransparencyCenter@kaspersky.com へご連絡いただくか、こちらをご覧ください。

第三者機関による監査

当社は第三者機関による監査を継続的に受け入れ、ソリューションとプロセスの完全性を検証しています。独立系会計事務所によるSOC 2 Type 2監査を成功裏に完了しました。

最終レポートでは、当社の脅威検知ルールデータベース(定義データベース)の開発とリリースが、強固なセキュリティ管理によって不正な変更から保護されていることが立証されています。SOC 2 Type 2レポートの詳細はこちらでご覧いただけます。

また、当社のデータサービスは、ISO27001認証を取得しています。詳細はこちらでご覧いただけます。

データ保護レベルを次の段階へ

当社のデータ保護対策は、業界最高基準に基づいて実装しており、カスペルスキー製品およびサービスによって処理される情報は全て、極めて高いレベルのセキュリティで保護されています。また、お客様のデータ保護のための手順の改善を継続して取り組んでいます。

欧州、南北アメリカ、中東、および日本を含むアジア太平洋地域の複数の国において、当社製品ユーザーの同意を得た上で共有された悪意のあるファイルや疑わしいファイルは、チューリッヒにある2か所のデータセンターで処理、保管されます。これらのデータセンターは、業界標準に準拠した世界トップクラスの設備を備え、最高レベルのセキュリティを確保しています。

また、当社はISO/IEC 27001:2013規格に準拠した管理システムを適用していることが認定されています。この管理システムは、Kaspersky Security Network(KSN)インフラストラクチャを使用した悪意のあるファイルや疑わしいファイルのデリバリー、および当社の分散ファイルシステム(KLDFS)によるこれらのファイルの安全な保管とアクセスに使用されています。2022年、当社のデータサービスはその対象範囲を拡大した上で再認証されました。認証の対象は、サイバー脅威関連のデータと統計の両方のデータサービスです。このデータサービスは、スイス・チューリッヒ、ドイツ・フランクフルト、カナダ・トロント、ロシア・モスクワにある当社のデータセンターで採用されています。詳細はこちらでご覧いただけます。

* 日本、オーストラリア、ニュージーランド、バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイ、ベトナム。

透明性に関するレポート

当社は、サイバーセキュリティに関する技術的な専門知識とユーザーデータの2つのカテゴリで、世界各国の法執行機関と政府機関からのリクエストへの対応方法を公開しています。また、国別のリクエスト件数も開示しています。

法執行機関や政府機関からのリクエストに関するレポート:

• 2020年、2021年上半期のレポートはこちら

• 2021年下半期のレポートはこちら

• 2022年上半期のレポートはこちら

• 2022年下半期のレポートはこちら

• 2023年上半期のレポートはこちら

• 2023年下半期のレポートはこちら

• 2024年上半期のレポートはこちら

当社製品のユーザーからのリクエストに関するレポート:

• 2020年および2021年上半期のレポートはこちら

• 2021年下半期のレポートはこちら

• 2022年上半期のレポートはこちら

• 2022年下半期のレポートはこちら

• 2023年上半期のレポートはこちら

• 2023年下半期のレポートはこちら

• 2024年上半期のレポートはこちら

グローバルな透明性への取り組みに関する最新ニュース

スイスへのデータ処理の移管に関するニュースや、グローバルな透明性への取り組みの一環としてのその他の活動に関する最新情報をお届けするため、このセクションに定期的に更新情報と進捗レポートを掲載します。

お客様からの質問にお答えします

サプライチェーンの問題と「バルカニゼーション(分断化)」は、緊密につながったグローバルな環境のセキュリティにとって大きな課題です。それらを克服するために、世界はサイバーセキュリティにおける信頼と透明性を必要としています。当社は、企業が信頼を獲得し維持するためには、製品や事業運営の透明性を高める必要があると考えています。新しい施策では、当社の「グローバルな透明性への取り組み」の総合的な枠組みの中で、目に見える具体的なステップを実践することで、それらの目標を達成するためのアプローチを実証します。