このトレーニングでは、極めて高度な脅威を検知してブロックするSuricataルールの記述と実装に必要な知識を学べます。資料のほかに英語ガイド付きの動画と専用の仮想ラボが利用でき、オンデマンドでご自身のペースで受講できます。主にセキュリティポリシーの強化を目指す組織と、サイバーセキュリティ分野でキャリアアップを目指す個人の学習者を対象としています。
本リリースは、2023年6月26日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
Kasperskyはこのたび、サイバーセキュリティ専門家向けのオンライントレーニング「Kaspersky Expert Training:xTraining(エックストレーニング)」シリーズに、新たに「Suricata for Incident Response and Threat Hunting」(英語)を追加しました。このトレーニングでは、極めて高度な脅威を検知してブロックするSuricataルールの記述と実装に必要な知識を学ぶことができます。資料のほかに英語ガイド付きの動画と専用の仮想ラボが利用でき、オンデマンドでご自身のペースで受講することが可能です。主にセキュリティポリシーの強化を目指す組織と、サイバーセキュリティ分野でキャリアアップを目指す個人の学習者を対象としています。費用は890米ドル(受講者1人当たり、税込み)、受講有効期間は6カ月、ハンズオンラーニングのための仮想ラボ使用100時間を含みます。
脅威の状況が急速に変化する中、包括的なセキュリティ戦略を確立することの重要性がこれまで以上に高まっています。企業ネットワーク上で何が発生しているかをセキュリティの観点から明確に把握するために、ITセキュリティの専門家はさまざまな脅威データフィードを取り扱える必要がありますが、その一つがSuricataです。Suricataは、侵入検知システム(IDS)や侵入防止システム(IPS)として機能するオープンソースの検知エンジンで、ネットワークセキュリティ監視(NSM)やオフラインパケットキャプチャ(pcap)処理が可能です。
「Suricata for Incident Response and Threat Hunting」は、xTrainingシリーズの新規コースで、ネットワークプロトコルやSuricataルールの構造に関する基本的な情報から、ルールの記述方法に関するより高度な機能まで、Suricataの習得に必要なスキルを全て網羅しています。このプログラムでは、リアルタイムで攻撃に対応するためのフレームワークの使用方法について理解を深めると同時に、疑わしいトラフィックを分析して誤検知を特定する方法についても学習します。理論的な基礎に加えて、実際の脅威に基づく実践的なケースも提供します。
当社はこれまでも、サイバーセキュリティ専門家向けにマルウェア分析やリバースエンジニアリング、インシデントレスポンスほか、スキル向上を目的としたオンライントレーニングを提供しています。トレーニングは世界的に高い評価を得ている当社のグローバル調査分析チーム(GReAT)※が企画しています。
本コースは、セキュリティポリシーの強化を目指す企業にとっても、脅威ハンティングの分野でキャリアアップしたいと考えている個人にとっても有益です。
■ 当トレーニングについて
・ネットワークトラフィック分析で長年の経験を持ち、Suricataを使用したリバース エンジニアリングとネットワーク侵入検知を専門とするGReATのリードセキュリティリサーチャー
タチアナ・シシュコヴァ(Tatyana Shishkova)がコース設計を行いました。
・受講対象者として、セキュリティポリシーの強化を目指す組織と、サイバーセキュリティ分野でキャリアアップを目指す個人の学習者を対象にプログラムを作成しています。
・トレーニングは英語で、オンデマンド形式です。受講生はご自身のペースで学べます。
・約30種類の英語字幕付き動画と、専用の仮想ラボで効果的な学習ができます。
・トレーニングの有効期間は6カ月です。
・受講料は1人当たり890米ドル(税込み)です。支払い方法はクレジットカードもしくは銀行振り込みです。
・受講期間中のテクニカルサポートや問い合わせはメール(英語)で受け付けています。
タチアナ・シシュコヴァは次のように述べています。「脅威検知のスキルを高めたいと考えている人々に、Suricataを効果的に使用するための最も有用なヒントや推奨事項を利用していただけるよう、われわれのあらゆる経験を集約しました。一人一人の受講者とともに、ルールの作成方法やネットワークトラフィックの分析方法を着実に学習していきます。コースの受講者が、変化し続ける脅威の状況の常に一歩先を進み続けられるようになることを願っています」
・当トレーニングの詳細と受講登録、お問い合わせについては「Suricata for Incident Response and Threat Hunting」のWebページ(英語)をご覧ください。
・サイバーセキュリティ専門家向けの「xTraining」には、Windowsインシデントレスポンス、標的型マルウェアのリバースエンジニアリング、モバイルマルウェアのリバースエンジニアリングなどの講座があります。最新情報についてはこちらをご覧ください。
本プレスリリースは、2023年7月20日現在の情報を基にしています。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップなどにより、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
※Global Research and Analysis Team(GReAT、グレート)
GReATはKasperskyの研究開発の中核部門として、脅威に関する情報収集、調査研究およびその成果発表などの活動を通じ、社内および業界をリードしています。また、マルウェアによるインシデント発生時の対応措置を担当しています。