概要
内部および外部のサイバーセキュリティの問題を解決し、主要なIT設備への脅威に対処するには、経験と専門知識が必要です。これは、複雑なネットワーク、大容量のリアルタイムデータ、大量の埋め込みデバイスで構成されることの多い運輸システムには特に言えることです。 Kaspersky Labは、発券機、オペレータ端末からバックオフィスシステム、大規模データセンターに至るまで、ITセキュリティ全体を網羅する幅広い運輸セキュリティソリューションを提供しています。
パブリックワークステーション(セルフサービス発券機、モバイルキオスク、端末など)からバックオフィスワークステーションや産業システム(組み込み型列車自動制御装置など)に至る、すべてのエンドポイントを保護することは、お客様の攻撃対象範囲を狭めリスクを軽減するのに役立ちます。
仮想化されたサーバーとデスクトップに対するエージェントレス型およびライトエージェント型による保護は、当社のクラウドベース運輸データセンターを対象としたセキュリティ製品の一部に過ぎません。
車載ECUなど、多数の組み込みデバイスを使用したシステムに包括的な保護プラットフォームを提供するセキュアなオペレーティングシステムにより、セキュリティに対する開発アプローチを基盤から構築できます。
ビジネス上のメリット
エンドポイントの保護
次世代のサイバーセキュリティテクノロジーをベースとした多層防御型エンドポイント保護プラットフォームの機能は、以下のとおりです。
- 脅威防止
- パッチおよび脆弱性の管理機能を備えた高度なエンドポイントコントロール
- FIPS 140.2認定のディスク全体の暗号化とファイルの暗号化
- ファイルの変更監視とイベントログの監査
コネクテッドカーの保護
コネクテッドカーだけでなく、近い将来導入される無人自動車も安全に構築するために、以下を基盤とした総合的なアプローチを提供します。
- SCU - 車内のECU、TCU等と、それらが接続する車外のサービス/リソースの間の、単一のセキュアなゲートウェイ。
- ソフトウェアを安全に実行し、突発的に発生するソフトウェアのエラーやサイバーの侵入、マルウェアに対する保護を実現するKasperskyOS。
- 自動車のサイバーセキュリティにおける欠陥を発見、分析、修正することに役立つ脅威インテリジェンスサービス。
データセンターの保護
ネットワーク、サーバー、エンドポイントに統合された可視性、管理、オーケストレーションを実現する実績あるインフラストラクチャセキュリティを提供します。これには、以下が含まれています。
- 物理ベース、クラウドベースのデータセンターとデータ保管施設を保護するテクノロジー
- Anti Targeted Attack Platformを使用して、高度な脅威や標的型攻撃に関連したリスクを検知して軽減
- お客様の環境における現在の状況を評価する、デジタルフォレンジックおよびマルウェア分析
24時間365日利用できるプレミアムサポート
必要なときにいつでも、エキスパートの支援が得られます。世界中の200を超える国々の34のオフィスから、24時間365日対応のサービスを提供しています。カスペルスキーのセキュリティ製品を最大限に活用するには、当社のプレミアムサポートパッケージをご利用になるか、カスペルスキーのプロフェッショナルサービスにご連絡ください。
ホワイトペーパー
世界中で認められている、当社のサイバーセキュリティのエキスパートの見解をご覧いただけます。
リスク
セキュリティとは、秘密データの保護や事業の継続を担保するだけのものではありません。一般の人の幸福な生活や生命までもが危機にさらされる可能性があります。セキュリティ侵害の影響として、以下のものが考えられます。
大規模なランサムウェアやDDOS攻撃による事業への影響やサービスの中断
ステルス攻撃など、現在の脅威状況に対し、復旧することができない
セキュリティ侵害に起因するシステム障害によって社会的信用の失墜や人命にかかわる恐れ
複数のセキュリティソリューションの配置により発生する、運用コストの増加
顧客の認証情報など秘密データの盗難
セキュリティを最新の状態に保つために、古いハードウェアのアップデートが必要になる
True Cybersecurityを企業のセキュリティ戦略に役立てる方法について、当社のエキスパートにお問い合わせください。
[*]印の付いているドキュメントおよびビデオは、英語です。