KasperskySecure Mail Gateway
Kaspersky Secure Mail Gatewayは、メールシステムとメールセキュリティが完全統合されたソリューションです。すぐに使える仮想アプライアンスひとつに実装されています。ご好評いただいておりますKaspersky Security for Linux Mail Serverがベースとなっており、スパム、フィッシング/ビジネスメール詐欺、あらゆる形式の悪意のあるメール添付ファイルなど、既知の脅威や未知の脅威に対する次世代のメール保護機能を備えています。
インストールと管理は簡単で、毎日のメール業務およびメールセキュリティ業務にかかる時間が短縮されます。受賞歴を誇る保護機能により、お客様のビジネスの安全を守りつつ、ユーザーの生産性が向上します。
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すぐに使える仮想アプライアンス
あらかじめ構築されている仮想アプライアンスで、VMware ESXiやMicrosoft HyperVなど、非常によく利用されているプラットフォームほぼすべてに対応します。
多層防御によるマルウェア対策
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多層型の脅威保護 - Kaspersky Security Networkにより、クラウドに対応
Kaspersky Secure Mail Gatewayには、受賞歴のある、カスペルスキーの最新のアンチマルウェアエンジンが搭載されています。さらに、クラウドベースのKaspersky Security Network(KSN)からリアルタイムで情報が受信します。その情報を使うことで、受信メールに添付された悪意のあるファイルをLinuxメールサーバー保護ソリューションが検知して削除する性能を向上します。悪意のある添付ファイルとしては、スパイウェア、ランサムウェア、ワイパー/マイナー、脆弱性攻撃、未知の高度なマルウェアなどがあります。
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悪意のあるURLおよびIPアドレスをレピュテーションベースでフィルタリング - Kaspersky Security Networkにより、クラウドに対応
カスペルスキーの、悪意のあるURL & IPフィルタリング機能が、クラウドからリアルタイムでアップデートを受信し、感染したサイトや悪意のあるファイルへのリンクが記載されたメール、およびスパムの発生元のレピュテーションのあるアドレスから送信されたメールをブロックします。
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MS Officeファイルに潜む悪意のあるマクロやActiveXコントロールの検知
ExPetr/Petya/NotPetyaなど非常に危険で悪質なマルウェアは、MS Officeファイルのマクロ機能を利用して感染させる手法を利用しています。カスペルスキーの次世代アンチマルウェアは、このような脅威から効果的にメールシステムを保護します。
アンチスパムとコンテンツフィルタリング
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アンチスパムエンジン
カスペルスキーのアンチスパムエンジンには、以下の2つの強力なテクノロジーが実装されています:
アンチスパムのプッシュ型アップデートサービス(EASUS):プッシュテクノロジーを使用して、クラウドベースのKaspersky Security Networkから直接、リアルタイムでアップデートを配信します。「アップデート期間」が 20 分から 1 分未満に短縮されたため、EASUS はゼロアワースパムやスパムの感染拡大からの保護に威力を発揮します。
クラウドベースのレピュテーションフィルタリング:疑わしいメールを「ランク付け」して隔離し、アップデートされた情報がリリースされると再チェックします。これらの機能により、未知のスパムに対する保護が可能となり、誤検知数も削減できます。
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クラウドベースのアンチフィッシング
カスペルスキーの新しいアンチフィッシングモジュールは、クラウドベースの Kaspersky Security Network からリアルタイムでアップデートを受け取り、フィッシングサイトへのリンクが含まれるメールを効果的に検知およびブロックします。
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大量メールの検知
エンドユーザーへの大量の迷惑メールをブロックするポリシーを簡単に設定できます。
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アンチスパム隔離
疑わしいメッセージは、一時的にWebインターフェイスで管理できるアンチスパム隔離領域に保管され、後で確認することができます。
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Spam Confidence Levelレーティング
MS Exchangeをご利用の企業を対象として、Spam Confidence Level(SCL)レーティングが追加されました。SCLしきい値に従い、メッセージをどう処理するかを定義できます。
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国際化されたメールアドレスのサポート
国際化(ラテン文字でない)されたメールアドレスを持つメッセージを処理できます。
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ユニコードドメインスプーフィングの検知
Kaspersky Secure Mail Gatewayは、ユニコードスプーフィングが含まれるメッセージを検知します。ユニコードスプーフィングでは、正当なメールアドレスやURLに使用される正当な文字に偽装したUnicode文字が使用されます。
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多層構造をもつアーカイブの保護
Kaspersky Secure Mail Gatewayは、アーカイブ(ZIP、RAR、TGZ、7z、QZIP形式のファイルなど)や複合オブジェクト内のファイルの種別を認識してアーカイブ内の個別ファイルをブロックします。詐欺に広く利用される、多層構造をもつアーカイブの内部でも検知することができます。
さまざまなメールシステムとの統合をサポート
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Kaspersky Anti Targeted Attack Platformとの統合
Kaspersky Secure Mail Gatewayは、KATA(Kaspersky Anti Targeted Attack Platform)と統合できます。統合により、すべてメッセージのコピーをKATAに送信し、スキャンを実行し、スキャンした結果に基づいて個別のメッセージをブロックすることができます
疑わしいメッセージは、一時的にWebインターフェイスで管理できるKATA隔離領域に保管されます。
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Kaspersky Private Security Networkとの統合
Kaspersky Security Network(KSN)に参加できない企業向けに、Kaspersky Secure Mail GatewayをKaspersky Private Security Networkに統合できるようになりました。
Kaspersky Private Security Networkと統合すれば、KSNレピュテーションデータベースをローカルで使用できます。社外にデータを送信することなく、世界中から入手した最新の脅威情報を利用できます。
容易に確認できる監視情報と柔軟性の高いレポート機能
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Kaspersky Security Center との統合
カスペルスキーの使いやすい管理コンソールである Kaspersky Security Center を使用して、単一のコンソールから、クラスターを含む Linux メールサーバーのセキュリティを監視できます。セキュリティインシデントが発生により影響を受けたサーバーと問題の原因に関する情報が、自動的にシステム管理者に通知されます。
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ヘルプデスク機能をサポート
ヘルプデスクの担当者は、標準のWebインターフェイスを使用して、ユーザーのバックアップと個人用の拒否/許可リストにアクセスできるようになりました。システム管理者やエンドユーザーの手を煩わせることがありません。
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ダッシュボード
Web ベースのダッシュボードでは、直近に検知されたマルウェアに関する情報も含めて、ステータスおよび監視内容が容易に確認できます。
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SNMP(Simple Network Management Protocol)に完全対応
SNMP に対応しているため、SNMP イベントとトラップを使用してあらゆるタイプのイベントを監視できます。
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Web コンソールとコマンドラインの 管理機能
アプリケーションの管理は、Webコンソールまたはコマンドラインインターフェイス(CLI)で行います。
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詳細で柔軟性の高いレポートをPDF形式で参照できます。
カスタマイズが可能なレポートを使用して、セキュリティとポリシーの監視と分析ができます。
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管理者への通知
ポリシー違反によるインシデントが発生すると、管理者とドキュメント所有者に通知されるため、すぐに対策を講じることができます。
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詳細なログ情報
全ての製品の動作に関する詳細な情報が自動的に記録されるため、問題の原因の特定に役立ちます。
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ヘルプデスク機能の拡張
Kaspersky Secure Mail Gatewayの操作に関する情報がアーカイブされたファイルを生成し、カスペルスキーのテクニカルサポートセンターに送信できます。
ヘルプデスクアカウントのユーザーが製品のパフォーマンスレポートにアクセスできるようになりました。
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通知機能の拡張
スキャンされているメッセージの結果について、送信のスケジュールを設定してユーザーに通知することができます。通知には、バックアップされている最新メッセージのリストが含まれています。
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SIEMとの連携
SIEM製品を利用している場合、ログをCEF(Common Event Format)形式で生成して、メール関連のイベント情報をより詳細に把握することができます。
容易なインストールとメンテナンス
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シンプルなインストール
Kaspersky Secure Mail Gatewayの導入は、テンプレートを使用するため、仮想マシンを配置する場合と同様に簡単です。コンポーネントはすべて、シームレスに相互運用ができるように事前に設定されています。基本的な設定をして、お使いのITインフラストラクチャに統合するだけです。
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Active Directory と OpenLDAP との統合
これらの統合により、ルールとポリシーを設定できます。TLSまたはSSLを使用して、Kaspersky Secure Mail GatewayとLDAPサーバー間の通信を暗号化できます。
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多様なメールトラフィック管理のルール
カスペルスキーの製品では、グループベースのスキャンポリシーとルールを容易に適用できます。
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IPv6のサポート
トラフィックルールの作成時に、インターネットアドレスに IPv6 命名規則を使用できます。
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クラスター方式で拡張可能なアーキテクチャ
ソリューションの拡張をフルサポートするクラスター方式のアーキテクチャです。本プログラムのWebインターフェイスを使って、クラスター内のすべてのサーバーを一括管理する機能を備えています。これにより、増え続けるトラフィック負荷に対応し、想定外のノード障害を軽減できます。
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容易なアップデート
アンチマルウェア、アンチスパム、アンチフィッシングの各モジュールテクノロジーを手動でアップデートできることに加え、完全自動アップデートのルールを指定することもできます。
ライセンスとサブスクリプションの管理
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アプリケーションライセンスの拡張機能
Kaspersky Secure Mail Gatewayのアクティベートには、アクティベーションコードを使用します。サブスクリプションでライセンスを付与することもできます。
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