Kasperskyアンチウイルスパーソナルプロの新バージョンをリリースした。
セキュリティソフトウェア開発の第一人者として知られるカスペルスキーラブス社は、Kasperskyアンチウイルスパーソナルプロの新バージョンをリリースした。アンチウイルスパーソナルプロは、個人向けのユーザーを対象とする統括的なアンチウイルス対策ソフトととして設計された。
前バージョンである4.5と比べると、Kasperskyアンチウイルスパーソナルプロ5.0は極めて改良されている。パフォーマンスを改善し、多くの機能が改善及び追加された。この製品は、900以上のアーカイブ及び圧縮ファイルのフォーマットに対応し、ZIP、CAB、RAR、ARJフォーマット等のアーカイブファイルで検出、駆除が可能である。更に、この製品はそのファイルが何度も圧縮されていても悪意あるコードを検出する。全ての受信メールはユーザーのメールボックスに配信される前に自動的にスキャンされ、送信メールはその都度スキャンされる。受信メールはウイルス駆除される。加えて、メール顧客情報のメールベースもスキャンでき、MS Outlook や OutlookExpressのメールベースもオンデマンドによって駆除が可能である。モバイルユーザーへの対応も可能であり、riskware(ウイルスとは分類されないが、悪意あるソフトを追加要素や攻撃用として使用している類のプログラム)に対しても防御できる。
2004年の8月から、Kaspersky Lab社はアンチウイルスデータベースを1時間ごと更新しており、サイトからダウンロードできる。
Kaspersky Labアンチウイルパーソナルプロの同社製のアンチウイルスパーソナルとの違いは、より経験を積んだユーザーを対象という点である。この製品は、大量のウイルスから全てのMS Officeドキュメントを保護するOffice Guardモジュールを搭載している。パーソナルプロはMicrosoft Outlookメールメッセージ内の悪意あるコードを検出し、どのプロトコルがメールサーバーに接続しているか関係なく、常に駆除する。Visual Basicマクロを常にモニターすることによってMicrosoft Officeのドキュメントを保護する。
パーソナルプロのユーザーは次のような設定オプションを利用できる。コンピューターを完全スキャンするシステムタスクが搭載された設定可能タスクのリスト、起動中に行うアンチウイルスデータベースの更新とスキャン、個々のタスク設定、そして保護された個々のオブジェクトコピーを駆除や削除される前にバックアップストレージに保管する機能。