ランサムウェアによる暗号化をブロックする「アンチクリプター」機能を新たに搭載し、暗号化攻撃を防ぐ事が可能になります。また、ヒューリスティックアナライザやクラウドプロテクションなどの多層防御の仕組みにより、未知の脅威も検知します。
~ランサムウェアのデータ暗号化攻撃をブロックする、アンチクリプター機能を搭載~
情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川合林太郎)は、Windowsサーバー用セキュリティの新製品「Kaspersky Security 10 for Windows Server」を販売開始します。プログラムの提供は、2016年5月後半からダウンロード形式で行う予定です。価格は最小構成の10クライアントで46,600円(税別)からです。※1 法人を対象とし、パートナー経由で販売します。
本製品には、日本国内でも猛威を振るっているランサムウェアに特化した「アンチクリプター」機能が新たに搭載され、ランサムウェアによる暗号化攻撃を防ぐ事が可能になります。ランサムウェアは現在、個人のみならず法人組織においても深刻な被害が拡大しており、昨年は2014年比で2倍となる、5万台以上のコンピューターでランサムウェアが検知され、2016年も拡大の一途を続けています。※2
Kaspersky Security 10 for Windows Serverは、アンチクリプター以外にも以下の特徴を備えています。マルウェアの感染被害から組織を守り、業務停止のリスク軽減や重要な業務データの漏洩を防止し、円滑な事業運営を支えます。
- ヒューリスティックアナライザやクラウドプロテクションなどの多層防御の仕組みにより、既知の脅威だけでなく未知の脅威も検知します。
- Server Coreモード、クラスター構成、ターミナルサーバーなど、法人におけるサーバーのさまざまな利用構成に対応しています。
- インストールやアップデートの際に再起動が不要です。またサーバーを停止する必要がなく、メンテナンスが容易です。
■ Kaspersky Security 10 for Windows Serverの主な新機能
- アンチクリプター
共有フォルダ内のファイルに対して、悪意のある暗号化の試行があった場合に、その攻撃を仕掛けているコンピューターからのアクセスをブロックします。それ以外のコンピューターからはアクセスが可能です。 - アプリケーション起動コントロール
不要なアプリケーションの起動をブロックすることでマルウェアへの感染リスクを低減します。起動ルールの設定により、実行ファイル、スクリプト、MSIパッケージの起動や、DLLモジュールのロードを許可/ブロックします。 - クラウドプロテクション(Kaspersky Security Network)の利用
世界中のコンピューターからKaspersky Security Network(KSN)にリアルタイムで収集されるマルウェアなどの脅威情報をもとに、最新の脅威に迅速に対応します。
■ Kaspersky Security 10 for Windows Serverが利用できるライセンス
サーバーセキュリティ
- Kaspersky Security for File Server
エンドポイントセキュリティ統合プラットフォーム
- Kaspersky Endpoint Security for Business – Advanced
- Kaspersky Endpoint Security for Business – Select(アプリケーション起動コントロール機能は含まれません)
※1 サーバーセキュリティを提供する「Kaspersky Security for File Server」ライセンスの場合
※2 出典:Kaspersky Security Bulletin 2015:Evolution of cyber threats in the corporate sector
■ 参考情報
「Kaspersky Security 10 for Windows Server」製品紹介資料はこちらをご覧ください。