セキュリティ担当者から経営トップまでのセキュリティ意識の向上と、サイバー脅威に対抗しうる組織作りを支援する、KIPSのオンライン版を提供開始します。現在4種類の演習を日本語でご用意しています。浄水場(浄水プラント)、発電所(複合型ガスタービン発電プラント)、企業(一般的な業務用ITシステム)、自治体(ウェブポータル)
[本リリースは、2017年1月26日にKaspersky Labが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
~ セキュリティ担当者から経営トップまでのセキュリティ意識の向上と、サイバー脅威に対抗しうる組織作りを支援 ~
Kaspersky Labは、重要インフラに対するサイバー攻撃の影響をゲーム形式で体験しながら、その対策を学習できる、対サイバー攻撃演習「Kaspersky Interactive Protection Simulation(KIPS:キップス)」のオンライン版、「KIPS Online」の提供を開始します。
KIPS では、サイバー攻撃を受けている企業や組織の運用上のリスクや投資に見合った有効な対策をゲーム形式で演習します。参加者はグループに分かれ、条件や指示が書かれた複数枚のカードと決められた予算、作業時間を有効に使い、発生するインシデントに対応しつつ5週間という仮想期間内での生産高を競います。ゲーム終了後には、どのような対策が適切だったのか、また攻撃者のシナリオと各グループの打ち手を比べながら、参加者全員がゲーム上で発生した事象に対する考察と理解を深めます。ゲームは、組織のセキュリティ担当者だけでなく、経営者や重要インフラの現場担当者を含むあらゆるレベルの関係者を対象としており、サイバー脅威への共通の理解を深めることが可能です。実施に必要な時間は約2時間です。
今回提供を開始するKIPS Onlineは、これまでの集合型のKIPSと同等の演習をインターネット上で実施できるようになりました。提供開始に先立ち、2016年12月に世界中の企業やメディアの参加を募り、KIPS Onlineトーナメントを開催したところ、40か国から合計270チームが参加する大規模な演習となり、数百人が同時に参加できることも実証されました。
現在、以下4種類の演習を日本語で用意しており、KIPS、KIPS Onlineの両方で利用可能です。
1. 浄水場(浄水プラント)、2. 発電所(複合型ガスタービン発電プラント)、3. 企業(一般的な業務用ITシステム)、4. 自治体(ウェブポータル)
Kaspersky Labのセキュリティ意識啓発プログラムマネージャーであるスラヴァ・ボリーリン(Slava Borilin)は次のように述べています。「一般的な企業ではサイバーセキュリティへの意識として、脅威、攻撃シナリオ、セキュリティ侵害を回避する手段に関する知識が必要です。しかし、経営者にとってインシデント対応やリスク軽減を成功させる最も重要な秘訣はチームワークです。KIPSの構築に当たってはこのことを考慮し、娯楽性を取り入れながらも、問題への関連性が高く洞察を得られるゲームにしました。ゲームの目的は、脅威が実際に起きる環境で経営者たちをトレーニングすることではなく、サイバーセキュリティの脅威が生じた際に経営幹部同士が協力できるように支援することと、インシデントの復旧コストを抑制することです。KIPS Onlineによって、大規模な多国籍企業の経営幹部の積極的な関与を促すことができます」
KIPS Onlineの詳細はこちらをご覧ください。
Kaspersky Security Awareness
http://www.kaspersky.co.jp/enterprise-security/cybersecurity-awareness