提供を開始する「石油ガス版」では、中流(輸送)部分に焦点を当てています。油田を持ち原油を供給する企業の送油システムを再現し、実際のサイバー犯罪集団の手口も取り入れることで、リアルなサイバーインシデントの体験と対策が学べるようになっています。
~30を超える企業や組織、教育機関などで採用された、ゲーム形式のサイバー演習の最新シナリオ ~
情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川合林太郎)は、サイバー攻撃による重要インフラへの影響をゲーム形式で体験しながらその対策を学習できる、対サイバー攻撃演習「Kaspersky Interactive Protection Simulation(KIPS:キップス)」シリーズに新たに「石油ガス版」を加え、2018年7月2日より提供開始します。価格は年間ライセンスで300万円(税別)です。重要インフラ事業者を主な対象とし、パートナー経由で販売します。※1
2014年5月から国内の30を超える企業や組織、教育機関などで実施されてきたKIPSは、これまでに浄水場、発電所、一般企業、自治体、銀行の各シナリオを日本語でリリースしており、実施は集合形式とオンライン形式が選択できます。
今回提供を開始する「石油ガス版」では、石油・天然ガスの開発・生産から、パイプラインや大型タンカーによる輸送、精製、販売までの一連の流れのなかで、中流(輸送)部分に焦点を当てています。シナリオでは、油田を持ち原油を供給する企業の送油システムを再現し、実際のサイバー犯罪集団の手口も取り入れることで、リアルなサイバーインシデントの体験と対策が学べるようになっています。
今後、重要インフラなどを中心に業界別のシナリオを拡充することで、より多くの業種の方々の組織のサイバーセキュリティインシデントに対する対処能力の向上を支援していきます。
■ 参考情報
Kaspersky Interactive Protection Simulation(KIPS)とは
・KIPSはゲーミフィケーション理論に基づいて開発された、ゲーム形式の対サイバー演習です。高い没入感によって短い時間で高い学習効果が得られるように設計されており、サイバー攻撃を受けている企業や組織の運用上のリスクや、投資に見合った有効な対策が学べます。
・参加者はグループに分かれ、条件や指示が書かれた複数枚のカードと決められた予算、作業時間を有効に使い、発生するインシデントに対応しつつ5週間という仮想期間内での生産高を競います。ゲーム終了後には、どのような対策が適切だったのか、また攻撃者のシナリオと各グループの打ち手を比べながら、参加者全員がゲーム上で発生した事象に対する考察と理解を深めます。
・ゲームは組織のセキュリティ担当者だけでなく、経営者や重要インフラの現場担当者を含むあらゆるレベルの関係者を対象としており、サイバー脅威への共通の理解を深めることが可能です。
・結果はスコアで表されるため、サイバーインシデントへの対処能力の可視化が可能です。実施に必要な時間は約2時間です。
・Kaspersky Interactive Protection Simulationのご紹介はこちらをご覧ください。
・Kaspersky Interactive Protection Simulationのカタログはこちらをご覧ください。
※1 詳細はメールでお問い合わせください。( jp-sis@kaspersky.com )