~ 会期:10月26日~29日、場所:タイ・カオラック ~
[本リリースは、2025年4月17日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
Kasperskyは、サイバーセキュリティの年次カンファレンス「Security Analyst Summit (SAS) 2025」を2025年10月26日~29日にタイのカオラックで開催します。サイバーセキュリティ分野のリサーチャーや専門家、企業の方々などが集い、サイバーセキュリティに関する最新のトレンドを探っていきます。本日より参加者、講演者の募集を開始します。また、会期中、賞金総額18,000ドルのキャプチャー・ザ・フラッグ(CTF)の決勝戦も予定しており、その予選参加者も募集します。
■ SASとは
当社が2009年から開催し、今年で17回目を迎えるSASは、サイバーセキュリティに関する最新のトレンドや研究成果の共有、情報交換を目的としたグローバルなカンファレンスです。昨年は30カ国から165人が一堂に会しました。
SASでは毎回、ソートリーダーシップを育む魅力的な講演が行われます。昨年は、Microsoft社のResearcher Recognition Program(研究者の貢献を表彰するプログラム)でMost Valuable Researcher(MVR)として認められたYuki Chen氏による、事前認証によるリモートコード実行(RCE)攻撃シナリオに関する調査結果や、当社のグローバル調査分析チーム(GReAT)が、APT(持続的標的型)攻撃グループLazarus(ラザルス)よる新しい攻撃活動およびトロイの木馬「Grandoreiro」の亜種に関する研究を発表するなどしました。
SAS 2025では、APTの進化を取り上げながら、現代のサイバー攻撃の複雑さを解明します。今年の主要な講演テーマは次のとおりです。
・高度なサイバー脅威、APTアクター、サイバー戦争
・重要インフラとICS/OTセキュリティ
・IoT(モノのインターネット)への攻撃とセキュリティ
・サプライチェーン攻撃とオープンソースソフトウェアのセキュリティ
・ランサムウェアを使用した攻撃と対策
・ゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性とエクスプロイト
・ダークウェブの傾向と分析
・人工知能(AI)、機械学習(ML)とサイバーセキュリティ
■ 講演者の募集
SASはサイバー犯罪の撲滅に向けたグローバルな協力に重点を置き、有意義な議論のための理想的なカンファレンスを提供しています。サイバーセキュリティの研究者や専門家の方々が、カンファレンスで研究成果を発表するためのCFPを開始します。締め切りは8月1日です。CFPの詳細なガイドラインについては、SASのウェブサイトをご覧ください。
■ CTFコンテスト
今年もCTFを実施します。予選は5月17日にオンラインで開催します。決勝戦はSASの期間中に行い、上位3チームで賞金総額18,000ドルを分け合います。昨年は予選に約80カ国から800以上のチームが参加し、そのうち8チームが決勝に進出しました。各チームは五つの脆弱なサービスを同時に防御しつつ、ほかのチームを攻撃する10時間の競技が行われました。CTFコンテストの詳細はCTFのウェブサイトをご覧ください。
今回の開催決定に当たり、Kaspersky創業者でCEOのユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)は次のように述べています。「年次カンファレンスのSASは、年間ハイライトの一つです。サイバーセキュリティ分野の知人や友人と再会し、最新トレンドについての考えを共有し、特別でダイナミックなエネルギーを吸収する絶好の機会です。また、同業者から新しいことを学び、より広範なサイバーセキュリティコミュニティの一員であると感じられる素晴らしい機会でもあります」