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2019年1月22日日本国内で実施した「2018年度 セキュリティ意識に関するインターネット調査」では、全体の回答者のうち、63.1%は無料Wi-Fiの利用経験があり、また75.2%は無料Wi-Fi利用時に通信を盗み見られるリスクがあることを認識していました。その一方で、実際に無料Wi-Fiの利用経験がある人でも59.9%がVPNを「知らない」と答えています。無料Wi-Fiの利用とその利用リスクの認識は進んでいるものの、その対策となる通信保護への認知は低い現状が明らかになりました。
2018年12月26日2018年に検知した新たな悪意あるファイルのうち、バックドアと判明したマルウェアは昨年と比較して44%増、ランサムウェアは43%増加しました。また、ユーザーのコンピューターの30%が、この1年間で少なくとも一度はWebベースの攻撃に遭遇していました。これはマルウェア、特にバックドアとランサムウェアが依然としてコンピューターユーザーにとって重大なリスクであることを示しています。
2018年12月25日仮想通貨マイニングマルウェアの世界的流行により、第1~第3四半期で500万ユーザー以上が攻撃を受けたことがわかりました。これは前年同期の270万ユーザーと比較すると83%以上の増加であり、主な要因は、ライセンスを受けていないソフトウェアおよびコンテンツのインストールと使用にあると分析しています。
2018年12月20日Kaspersky Labのグローバル調査分析チームは、2019年のサイバー脅威の傾向と予測をまとめました。2019年はAPT攻撃の世界で二極化が進み、精力的だが経験不足な新規参入者と、潤沢なリソースを持つ最先端の技術を持つ古参に分かれるでしょう。同レポートでは、最近の出来事や今後悪用される可能性のあるトレンドをもとに、2019年のサイバー脅威を予測しています。
2018年11月29日日本国内のセキュリティ製品利用者を対象に実施した「2018年度 セキュリティ意識に関するインターネット調査」の結果、親を持つ回答者の47.6%が「親のインターネット利用」に不安を感じていることが明らかになりました。この傾向は若い世代の方が強く、30代では74.4%、10代から30代の女性では約80%が不安を感じています。特に30代の人の多くが抱える不安として、親が不正請求、不正送金などの犯罪に巻き込まれることが挙げられました。
2018年11月6日当社の調査チームは、2017年9月から1年の間に、少なくとも16か国131の大学へのフィッシング詐欺を約1,000件検知しました。攻撃者の狙いは、教職員や学生の認証情報、IPアドレス、位置情報です。ほとんどのケースで、大学のデジタルシステムへのログインページと見分けがつかない偽Webページを表示し、ログインIDとパスワードの入力を要求します。
2018年10月23日GReATの調査チームは、現在知られている中で最も深刻なサプライチェーン攻撃の1つである「ShadowPad」を発見し、解析した業績が評価され、今年のPéter SzőrアワードのTechnical Security Research賞を受賞しました。Péter Szőrアワードは、その年に発表されたセキュリティに関する技術研究論文のうち、特に優れたものに与えられ、年に一度Virus Bulletinカンファレンスで授与式が行われます。
2018年10月15日この攻撃には、Windowsオペレーティングシステムのゼロデイ脆弱性を悪用する新しいマルウェアが利用されました。攻撃者の狙いは、中東に存在する標的システムへ継続的にアクセスすることでした。
2018年9月18日このマルウェアは、情報セキュリティ関連のソフトウェア開発企業が発行した正規のデジタル証明書で署名された、ネットワーク用のフィルタードライバー(NDIS Proxy)を含んでいました。リサーチャーは、標的のプロフィールやLuckyMouseがこれまでに使用した攻撃方法から判断して、マルウェアが背後に国家が存在するサイバースパイ活動に使われているとみています。
2018年9月14日Kaspersky Labが日本を含む世界15カ国で実施したインターネット調査を実施し、インターネットへの依存度やオフライン状態が原因による問題に関して分析を行いました。その結果、23%がインターネット環境が無い状態で外出するよりも、公共の場で服を着ない方がましと回答しており、この傾向は日本でもみられました。
2018年9月7日Kaspersky Labの最新レポートで、世界中の子供や青少年がこの夏休み期間、オンラインでどのような活動をしていたかを分析しました。今年の夏、子供たちはSNSよりも、動画コンテンツを見たり、音楽を聴いたりして過ごす傾向にありました。ニュースサイトやオンラインゲームなども検索しています。それら以外に、成人向けコンテンツのWebサイトを頻繁に検索していたことも明らかになっています。
2018年8月30日この攻撃は、トロイの木馬を仕込んだ仮想通貨取引ソフトウェアを使用して、アジア地域の仮想通貨取引ネットワークに侵入したもので、その目的は仮想通貨の窃取とみています。今回の調査によって、Windowsベースのマルウェアに加え、macOSプラットフォームを標的とする未知のマルウェアを特定することができました。
2018年8月28日金融系マルウェアではあまり見られない複雑なDark Tequilaは、コードはモジュール構造で検知メカニズムを含み、発見されることを回避します。実行条件に合致した場合にのみ感染を実行し、また、実行ファイルを自動再生させるためにリムーバブルドライブにもコピーします。今も活動中で、新たな検体が見つかっています。
2018年8月15日Android向けのカスペルスキー製品の統計データを分析したところ、1か月間で約2万3,000台のAndroid端末が紛失または盗難に遭った可能性があることが明らかになりました。スマートフォン端末の紛失・盗難を防ぐために適切な保護を推奨しています。
2018年8月9日この期間にはモバイルバンキングを狙うトロイの木馬が増大し、第1四半期(1月~3月)の3.2倍となる6万1,000件を超え、全四半期ベースで過去最大の数となりました。これは、サイバー犯罪者が金銭を窃取するために亜種を絶えず作成し、サイバーセキュリティベンダーが検知できないように、より高度に、そして目立たなくなるようにしていることを示しています。
2018年7月31日PowerGhostの主な攻撃対象は、ブラジル、コロンビア、インド、トルコの企業で、企業ネットワーク内で拡散してワークステーションとサーバーに感染します。企業ネットワークに侵入する足掛かりを得るために複数のファイルレスの手法を使っており、マイナー自体はディスクに保存されないため、検知や修復が難しくなっています。
2018年7月30日サイバーマップは、カスペルスキー製品が検知・ブロックしたサイバー脅威をリアルタイムに表示し、Web上でインタラクティブに操作することができる地図です。秒あたりの検知数グラフなどの統計データもグラフで確認でき、あらゆる脅威とその拡散の速度を誰もが簡単にリアルタイムで閲覧することができます。
2018年7月11日2018年4~6月のAPT攻撃を調査した結果、主にアジア地域を攻撃対象とし、既によく知られているサイバー犯罪グループと、あまり知られていないグループの両方が活発に活動していたことがわかりました。複数のグループが、地政学的にセンシティブな出来事に照準とタイミングを合わせて攻撃を行っていました。
2018年6月7日Kaspersky Labの調査によると、2018FIFAワールドカップロシアの開催都市、約3万2,000の公共Wi-Fiスポットのうち、7,176で通信が暗号化されていないことが判明しました。この状況は、各開催都市でのサッカーファンによるインターネット利用は安全ではない可能性があるため、公共のWi-Fi接続を使用する際は、自身の個人情報の取り扱いに注意する必要があります。
2018年5月21日アジア地域をターゲットにしたルーターのDNS設定を乗っ取りAndroidデバイスに感染するRoaming Mantisに関するその後の調査により、攻撃対象となる地域やデバイスが拡大していることが明らかになりました。標的の範囲を欧州や中東にまで広げ、仮想通貨のマイニングやiOSデバイス向けのフィッシングの機能も加えています。
2018年5月9日Kaspersky Lab ICS CERTのリサーチャーは、「Crouching Yeti」APTグループが使用していたインフラストラクチャを発見しました。調査の結果、さまざまな国のサーバーが2016年からセキュリティ侵害を受けており、ほかのリソースへのアクセスの足掛かりや、ホスティングWebサイトでは水飲み場型攻撃で利用されていたことなどが明らかになりました。
2018年4月24日当社の調査チームは人気のマッチングアプリの調査中、一部のアプリにユーザーデータ漏洩の危険があることを発見しました。アプリは暗号化されていないユーザーデータを、HTTPSではなくHTTP経由で送信していました。詳しく分析した結果、人気のアドネットワークで使用されているサードパーティ製の広告SDKを使用していることが原因でした。
2018年4月19日Kaspersky Labが日本を含む世界18カ国で実施した調査によると、62%がスマホなどデバイスやインターネットを通じたコミュニケーションでパートナーとの関係を深めている一方、55%がデバイスの長時間利用で交際相手と口論に発展しています。こうしたツールの利用が、2人の絆を深めるための手段であると同時に、関係の悪化を招くおそれもあることが浮き彫りになっています。
2018年3月26日第三者評価機関であるAV-TESTの2017年度のテストにおいて、カスペルスキー製品が3つの部門で「最高賞」を獲得しました。「ベストパフォーマンス賞」と「ベストリペア賞」は2014年から4年連続、「ベストユーザビリティ賞」は2015年から3年連続で受賞し、第三者評価機関にもKaspersky Labが創業以来最も注力している技術面を、長きにわたり評価をいただいております。