「Ezula」(または「eZula」)はブラウザーヘルパーオブジェクト(BHO)の一部としてインストールされるアドウェアの一種で、ユーザーの許可を得ずにリモートサーバーと通信を行い、コンテンツ連動型広告を画面に表示します。
「Ezula」には直接破壊工作を行うようなマルウェアは含まれていませんが、ブラウザーが低速になる可能性があります。「Ezula」はユーザーがソフトウェアをインストールする際に付属でインストールされ、BHOの一部として提供されるため、サードパーティが提供するオプションのアドオンのようにも見えます。
このプログラムはWebページ上のキーワードに広告リンクを追加し、ユーザーがクリックすると、本来検索していた内容とは関係ないWebサイトに勝手にリダイレクトされます。また、「Ezula」はWindowsが起動すると自動的に実行され、ユーザーが気づかないうちにインターネット経由で自動的に自身を更新します。
このアドウェアは「TopText」または「Surf+」という名前のプログラムの一部に含まれていることが報告されています。
アドウェアとは
アドウェアとは、コンピューター上に広告を表示するために作成されるプログラムです。
検索結果から広告のWebサイトにリダイレクトしたり、ユーザーの閲覧パターンに関するデータを収集し、ユーザー毎に表示する広告を変更します。
ユーザーの許可を得ずに、またはユーザーへの通知を行わずに情報を収集する場合、そのプログラムは不正なソフトウェアとみなされます。 ファイアウォールを設定することで、「Ezula」のようなアドウェアやプログラムを回避できるだけでなく、権限のないユーザーやソフトウェアからアクセスがあった場合、コンピューターを保護し、ユーザーに通知することができます。
Webブラウザーを変更してみるのも1つの方法ですが、高度なインターネットセキュリティ対策製品をインストールし、コンピューターを保護することがより包括的な解決策となります。