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ユーザーの33%がセキュリティの弱いモバイル端末に個人文書を保存している

2012年8月16日

ユーザーは自身のデータのほとんどをパソコンに保存していますが、より多くの人々が個人ファイルをスマートフォンやタブレットに移行しつつあります。しかしながら、これらの端末はパソコンよりも明らかにセキュリティが弱い傾向にあり、これらの端末に情報を保存する事は非常に大きなリスクを抱える事になります。

本リリースは、2012 年 5 月 21 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。


ユーザーは自身のデータのほとんどをパソコンに保存していますが、より多くの人々が個人ファイルをスマートフォンやタブレットに移行しつつあります。しかしながら、これらの端末はパソコンよりも明らかにセキュリティが弱い傾向にあり、これらの端末に情報を保存する事は非常に大きなリスクを抱える事になります。この傾向は、Harris Interactive社が世界中の約9,000人のユーザーを対象に2012年3月に実施した調査から得られました。

調査結果によると、33%のユーザーがスマートフォンやタブレットを使って友人、知人とメールのやりとりをしています。それと同時に、その倍近くのユーザー(59%)がパソコンを使って連絡を取っています。非常に少数のユーザーがモバイル端末を使って仕事関連の業務を行っています。つまり、5人に1人のユーザーがモバイル端末にビジネスメールを保存しています。

スマートフォンやタブレットユーザーの調査では、これらの端末はパソコンに比べて、サイバー犯罪に対して非常に脆弱であることが明らかになりました。タブレット所有者の16%とスマートフォンユーザーの18%が自身のデータを全く保護しておらず、回答者の半数以上は、ウイルス感染やデータ傍受に対する保護に対応していないパスワードやPINコードのような標準的なセキュリティ対策しかしていません。

このような脅威は、専用のモバイルアプリケーションを用いることで対処することができます。スマートフォンとタブレット向けのセキュリティ対策製品である「カスペルスキー モバイル セキュリティ for Android」は、マルウェアによる情報盗難からの確実な保護に加え、端末を紛失または盗難した場合でもデータの安全性を保証します。残念なことに、カスペルスキーをはじめとするこのような最新鋭のソフトウェアを使っているのは、スマートフォンユーザーの28%とタブレットユーザーの44%だけです。これが従来のデスクトップやノートパソコンの場合では、ユーザーの85%がセキュリティソフトを導入しています。

さらに、文書のみならず、他の個人情報もリスクに晒される危険性があります。ユーザーの17%がモバイル端末に、18%がタブレットにパスワードやアカウント情報を保存しています。同時に、ほとんどの回答者(58%)がこの情報の損失を最も重大な脅威の1つだと考えています。

オンラインサービスはローカルストレージよりも不人気です。この調査では、オンラインストレージサービスは、写真や音楽、ビデオなどのマルチメディアデータ(20%)の保存だけでなく、個人的な文書(21%)や仕事関連の文書(20%)のやり取りをするのに最もよく使用されていることが判明しました。同時に、回答者の28%は一度もオンラインストレージサービスを利用したことがないとの結果も得ました。

Harris Interactive社の2012年2月・3月の調査レポートの全文は以下をご参照ください。


【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。同社はエンドポイント向けセキュリティソリューションにおいて全世界でトップ4*にランクインしています。Kaspersky Labは15年間にわたり、ITセキュリティ市場でイノベーターとして、効果的なデジタルセキュリティソリューションを個人および法人向けに提供しています。同社は現在、およそ200の国と地域で営業活動を行っており、全世界で3億人を超えるユーザーの保護を行っています。詳細については http://www.kaspersky.co.jp/ をご覧ください。

*Kaspersky Labは、IDCのWorldwide Endpoint Security Revenue by Vendor, 2010(エンドポイントセキュリティ世界市場ベンダー別 – 2010年)で4位にランクされました。このランキングは、2011年12月に出版されたIDCレポート“Worldwide IT Security Products 2011-2015 Forecast and 2010 Vendor Shares”(世界におけるITセキュリティ製品市場:2011年~2015年の予測と2010年のベンダーシェア)に掲載されました。このレポートは、2010年のエンドポイントセキュリティソリューションの販売による収益からソフトウェアベンダーを評価する(ランキングする)ものです。

ユーザーの33%がセキュリティの弱いモバイル端末に個人文書を保存している

ユーザーは自身のデータのほとんどをパソコンに保存していますが、より多くの人々が個人ファイルをスマートフォンやタブレットに移行しつつあります。しかしながら、これらの端末はパソコンよりも明らかにセキュリティが弱い傾向にあり、これらの端末に情報を保存する事は非常に大きなリスクを抱える事になります。
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Kaspersky について

Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jpをご覧ください。

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