Kasperskyアンチウイルス - 次世代製品
カスペルスキーラブス社は、企業向け製品であるKaspersky® Anti-Virus Business OptimalとKaspersky® Corporate Suiteの、ウインドウズ対応製品の最新バージョンをリリースした。これらのパッケージは、それぞれが中小企業のネットワーク及び大企業/ISPのネットワークを全般的に保護するよう設計されている。今回のバージョンでは、ウインドウズワークステーション用Kasperskyアンチウイルス5.0、ウィンドウズファイルサーバ用Kasperskyアンチウイルス5.0、Kaspersky Administration kit 5.0(集中管理ツール)が組み込まれている。
今回のウインドウズ・コンポーネントの新バージョンは、カスペルスキーラブス社を業界大手と成しえた優れたウイルス検出率を保持しつつ、ユーザーに最新のウイルス対策環境と集中管理ツールを提供するための、最先端技術が盛り込まれている。プログラムのシステム負荷が減少したにもかかわらず、アプリケーションの機能は著しく改良された。
大きく改善された点としては、最新のKeepUp2Date(データベース更新プログラム)技術があげられる。カスペルスキーラブス社のサーバーが混雑している場合、ネットワークの状況を調査し、最速のサーバーダウンロードを行うよう自動調整を行う。
もし事前に他社のアンチウイルス製品がインストールされていた場合でも、Kasperskyアンチウイルスは、この製品のインストールが適切にインストールされることを保証する。Kaspersky Administration kit(集中管理ツール)は、インストールや更新、管理、また、企業ネットワーク全体のアンチウイルスモニタリングを単純化し、 システムリソースの負荷を減少しつつ包括的な保護を保証する。
今回の新バージョンは、以前の物よりウイルス防御機能が優れている。ワークステーション及びファイルサーバの両方において、ZIP、ARJ、CAB、RARといった圧縮アーカイブ形式のファイル内に潜むウイルスから効果的に保護されている。カスペルスキーラブス社製品は、ウイルスから保護するだけでなく、riskware(パスワードを盗まれたりするハッキングツール。システム改変は行わない)からも確実に保護する。ウイルスという分類には属されないプログラムが、感染したPCをリモート操作してしまう場合がある。riskwareは、標準のアンチウイルス更新データの中に含まれており、全般的な保護を保証する。
今回の新バージョンは、ウイルス防御機能だけでなく、機能面でもより進化している。iChecker™(無駄なスキャンを行わない技術)とiStreams™(ポートのスキャンを行い、迅速にメモリ保護を行う技術)を採用することにより、メモリ使用量を半減し、動作速度を約3倍に引き上げた。
ウインドウズワークステーション用Kasperskyアンチウイルス5.0は、最新のインターフェイスも組み込まれている。この簡単で操作しやすいインターフェイスは、3つのリアルタイム保護設定(最大/標準/高速)を選択する形となっており、アンチウイルス構成をより単純化した。これにより、経験の少ないユーザーでも簡単なアクセスによって必要な機能を活用できると保証する。
管理者のための集中管理ツールであるKaspersky Administration kit 5.0は、OSの標準ユーティリティーであるMicrosoft Management Consoleと完全に統合されている。
Kaspersky Administration kit 5.0は、新機能や幅広い更新システムを組み込み、現代の企業ネットワーク需要に見合うように設計されている。この集中管理ツールは、10,000台のPCを一挙にウイルスから保護し、その処理に対する待ち時間は3秒とかからない。
管理者は、集中管理しているコンピューターに対し、グループを自由に定義することにより、管理を容易に行える。
管理者は今や、統合されたアンチウイルス保護パラメータが搭載されている企業ネットワークコンピューターの一部と言えるだろう。実行やタスクの追跡だけでなく、グループタスクの作成を行うことにより、より包括的な保護管理を保証する。さらに、ログ機能及びジャーナル機能が改良されており、管理者はネットワーク保護ステータス状況を確認し、個々のワークステーションのデータベース更新やスキャンの実行なども可能となっている。