「Stuxnet」や「Duqu」、「Zeus」は最も危険なオンライン上の脅威です。そして、これらはIT以外のメディアでも報道されました。しかし、多くの一般ユーザーはこれらについて知らないままです。
本リリースは、2012 年 9 月 12 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。
「Stuxnet」や「Duqu」、「Zeus」は最も危険なオンライン上の脅威です。そして、これらはIT以外のメディアでも報道されました。しかし、多くの一般ユーザーはこれらについて知らないままです。O+K Research社が最近実施した調査によると、回答者の約3分の2がこれらの脅威について今まで聞いたことがなく、28%は漠然と認識しているレベルでした。
世界25か国の調査対象者に対して、「ゼロデイ攻撃」や「ボットネット」についても尋ねてみましたが、ほぼ同じ結果となりました。ユーザーは、先の3つのマルウェアと同様に、これらの脅威についても知りませんでした。しかし、この結果は特に悪いというわけではありません。なぜなら、総合的なアンチウイルスソリューションは、そのユーザーの知識レベルに関わらず、最新の脅威からデバイスを守ってくれるからです。
同時に、マルウェアごとのリスクレベルをはっきりと理解していないユーザーは、適切なセキュリティソフトの必要性を完全には理解していないかもしれません。調査によると、これは最も深刻な問題があるところです。半数近くのデスクトップPCユーザーとApple社の製品を除いたノートPCユーザーは、自分自身のデータは比較的安全だと考えています。回答者の8.5%は、自身のデスクトップPCやノートPCに追加の保護が必要ないと考えています。一方、たった1回、マルウェアに感染するだけでユーザーのコンピューターに保存されているすべての重要なデータの損失につながる可能性があります。
携帯端末における状況は更に複雑です。タブレット所有者の16%と最新のスマートフォンユーザーの15%は、自分のデバイスは危険ではないと考えています。ちょうど半数以下のモバイルユーザーは疑い深い人たちであると分類できます。彼らは、さらに高いセキュリティを提供する「カスペルスキー モバイル セキュリティ for Android」のような専門のソフトウェアの使用を認めているものの、自分が使っているデバイスは、多かれ少なかれ保護されていると考えています。
一般的に、ほとんどのユーザーは、マルウェアが自分のデバイスとそのデータにもたらす危険を過小評価する傾向にあります。これは、ユーザーがただ単に、悪意のあるプログラムがどのようにコンピューターに侵入、行動し、どのような大損害をもたらすかを知らないという事実によるところが大きいためです。カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティが、今日の最も危険なサイバー兵器を含むあらゆるサイバー脅威からタイムリーで確実な保護を提供することを理解する必要があります。
カスペルスキー セキュリティ ネットワーク(KSN) のような先進的なクラウドベースの技術を使用するソフトウェア製品に対するユーザーの態度も興味深い点です。4分の1以上のユーザー (27%)がこのようなソリューションについて聞いたことがなく、ほとんどの回答者(57%)は聞いたことがあるものの興味がありません。そして、ほんの16%の回答者のみ、このような技術をサポートするソリューションを使用しています。ウイルス対策ソフトが新たな脅威に関する情報を収集し、必要な保護レベルを提供することができるクラウド技術であるという事実を考えると、この結果は期待されていません。
このO+K Researchのレポートの全文は以下をご覧ください(英語のみ)。
【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。同社はエンドポイント向けセキュリティソリューションにおいて全世界でトップ4*にランクインしています。Kaspersky Labは15年間にわたり、ITセキュリティ市場でイノベーターとして、効果的なデジタルセキュリティソリューションを個人および法人向けに提供しています。同社は現在、およそ200の国と地域で営業活動を行っており、全世界で3億人を超えるユーザーの保護を行っています。詳細については
http://www.kaspersky.co.jp/
をご覧ください。
*Kaspersky Labは、IDCのWorldwide Endpoint Security Revenue by Vendor, 2011(エンドポイントセキュリティ世界市場ベンダー別 – 2011年)で4位にランクされました。このランキングは、2012年7月に出版されたIDCレポート“Worldwide IT Security Products 2012-2016 Forecast and 2011 Vendor Shares”(世界におけるITセキュリティ製品市場:2012年~2016年の予測と2011年のベンダーシェア)に掲載されました。このレポートは、2011年のエンドポイントセキュリティソリューションの販売による収益からソフトウェアベンダーを評価する(ランキングする)ものです。