B2B International 社のアンケートにより、世界の約半数の企業が機密情報の保護対策として、暗号化技術を採用していることが分かりました。
本リリースは、2012 年 12月 10 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。
B2B International 社のアンケート*により、世界の約半数の企業が機密情報の保護対策として、暗号化技術を採用していることが分かりました。その一方で、暗号化のシステムは導入が難しいという問題があるため、簡単に導入ができ、効果の高い暗号化技術を含む統合セキュリティソリューションが求められています。
主な調査結果:
- 44 % の企業が機密情報を守るために暗号化技術を採用したと回答
- 36 % の IT スペシャリストはフルディスク暗号化(FDE)を利用
- 32 % の IT スペシャリストは外部デバイスでデータ暗号化を利用
企業で最も利用される保護技術のうち、暗号化は 5 位に入りました。2011 年に同様の調査を実施した際には、トップ 10 へのランクインに留まりましたが、今回の調査では一気に上位へ浮上しました。事実、暗号化は企業データを守る最後の砦と言えます。犯罪者がITインフラへの侵入に成功した後でも、この最後の関門があれば、企業の機密情報へアクセスすることは非常に困難となります。
しかし、多くの企業では、暗号化技術を完全には導入できていません。回答者のうち、フルディスク暗号化を利用していると答えたのはわずか3分の1(36%)で、機密情報を守るために導入したと答えたのは半数にも及びませんでした(44%)。また、USBドライブなどの外部デバイスでのデータ暗号化については、32 % が利用していると回答しました。
機密情報の暗号化に対する関心は高く、導入検討中のセキュリティ対策では、1位のマルウェア対策に続いて2位に入っています。しかし、企業は暗号化システムの導入の難しさに直面しています。このことは、導入済みの保護対策のうち、暗号化システムがトップ5に入っていないことからも明らかです。こうした状況を打破するには、導入が容易で効果の高い最新の暗号化技術を含む情報保護システムが必要です。
Kaspersky Lab の最高技術責任者(CTO)であるニコライ・グレベンニコフ(Nikolay Grebennikov)は次のように述べています。「企業にとって暗号化は、機密情報の漏えいリスクを軽減する最も効果的な技術の1つです。しかしその効果を最大限に引き出すためには、企業のITインフラに対応した包括的なセキュリティシステムとして組み込まれなければなりません。その点で、我々のビジネスソリューションは、あらゆるネットワークのエンドポイントに対して包括的な保護を提供することができます。」
* 22か国の3,300人以上のITエキスパートを対象に、2012年7月に実施したアンケート。
B2B International 社の調査結果の詳細については下記からご覧いただけます(英語のみ)。
【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。ITセキュリティ市場におけるイノベーターとしてKaspersky Labは15年以上にわたり、大企業および中小企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なデジタルセキュリティソリューションを提供しています。同社は現在、英国で登記された持ち株会社も含め、世界中のおよそ 200 の国と地域で営業活動を行っており、全世界で 3 億人を超えるユーザーを保護しています。
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