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脅威に対して本当に効果的な技術を採用している企業は5 社中 2 社にとどまる

2013年6月17日

Kaspersky Lab とB2B International が 共同で実施した調査では、世界の 82% の企業がマルウェア対策製品を導入し、80% がスパム対策技術を使用しているとの結果が出ています。

本リリースは、2013年 3 月 20 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。


不要な通信やマルウェアに対する保護対策の必要性は今やほとんどの企業で認識されています。Kaspersky Lab とビジネス調査を専門にするグローバル調査会社B2B International が 共同で実施した調査では、世界の 82% の企業がマルウェア対策製品を導入し、80% がスパム対策技術を使用しているとの結果が出ています。しかし、情報を盗むサイバー犯罪者たちのテクニックがますます高度になっていることを考えると、さらなる保護ツールが必要です。

現在発生しているサイバー犯罪活動の実態は実に驚くべきものです。Kaspersky Lab のエキスパートは毎日平均して 20 万個の新しい悪意のあるプログラムを検知していて、さらにメールのうちの72% はスパムだと判明しています。これらの脅威に対する保護を提供するソリューションは不可欠であり、80% 以上の企業がそのような保護を導入していることは驚くに値しません。

しかし同時に、サイバー犯罪者がマルウェアの量よりも質を重視するようになってきていることに注目しておくべきです。2012 年には、大企業の IT インフラが標的型攻撃の対象となりました。そうした攻撃では、高度な技術を持つサイバー犯罪者は、ソーシャルエンジニアリングの技術や、まだ知られていない(ゼロデイ)ぜい弱性を狙う攻撃など、あらゆる手段を利用します。そうしたツールの多くは、個人ユーザーや企業への高度な大規模攻撃でも使用されています。

従来のアンチウイルス技術は、複雑なマルウェア、ひいては標的型攻撃に対する保護を提供することを意図してはいません。必要なセキュリティのレベルを実現するには、さらなる保護技術(暗号化、ぜい弱性ブロック、システムウォッチャー、スクリプトエミュレーターなど)を使用し、加えて従業員の業務に直接関連しない操作を正しく管理(デバイス接続、アプリケーション利用、企業ネットワークおよびインターネットへのアクセス)することが必要です。

しかし B2B International が実施した調査の結果は、安心できるものではありませんでした。調査対象となった企業のうち、企業データを暗号化しているのは 3 分の 1 を少し超える程度、IT インフラへの攻撃を検知するシステム(IPS/IDS)を使っているのは 43% にすぎませんでした。さらに15% の企業はそのようなシステムが存在することを知らないか、興味がありません。また、外付けデバイスやサードパーティのアプリケーションの使用を管理している企業は、調査対象となった企業のうちの半分に満たず、ネットワークアクセス制御(NAC)を使用しているのは 55% のみでした。一方、望ましい傾向も見受けられました。5 分の 1 の企業が 2013 年に、上記のテクノロジのうちのいずれか 1 つまたは複数の導入を計画しています。そうした企業は、Kaspersky Lab の法人向け製品プラットフォームである Kaspersky Endpoint Security for Businessに関心を持つかもしれません。この製品には、サイバー脅威に対する保護を提供する、最も高度なテクノロジとツールが含まれます。

Kaspersky Lab のビジネスソリューション

Kaspersky Endpoint Security for Business はすべてのノード、つまりサーバー、デスクトップ、モバイルデバイス(従業員の個人所有デバイスを含む)などを総合的に保護します。本製品は複数の異なる機能を組み合わせて利用することのできるモジュール型構造となっています。そのため、企業のITインフラの構造とセキュリティポリシーにあわせて必要な保護テクノロジを選択することができ、セキュリティ関連のコスト低減に役立ちます。Kaspersky Endpoint Security for Business に含まれるすべてのソリューションがKaspersky Lab の技術者によって開発されたため、すべてのモジュール間に互換性があり、ソリューション間での競合を防ぐことができ、導入も容易です。このプラットフォームのもう1つの利点は、Kaspersky Security Center の管理コンソールによる一元保護管理のサポートです。このサポートにより Kaspersky Endpoint Security for Business のすべてのコンポーネントが連携して動作するため、企業の IT インフラ全体で効果的かつ総合的な保護が実現します。

Kaspersky Endpoint Security for Businessの詳細については以下をご覧ください。
http://www.kaspersky.co.jp/business-security


【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。ITセキュリティ市場におけるイノベーターとしてKaspersky Labは15年以上にわたり、大企業および中小企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なデジタルセキュリティソリューションを提供しています。同社は現在、英国で登記された持ち株会社も含め、世界中のおよそ 200 の国と地域で営業活動を行っており、全世界で 3 億人を超えるユーザーを保護しています。
詳細については http://www.kaspersky.co.jp/ をご覧ください。

脅威に対して本当に効果的な技術を採用している企業は5 社中 2 社にとどまる

Kaspersky Lab とB2B International が 共同で実施した調査では、世界の 82% の企業がマルウェア対策製品を導入し、80% がスパム対策技術を使用しているとの結果が出ています。
Kaspersky logo

Kaspersky について

Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jpをご覧ください。

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