メインコンテンツにスキップする

インターネットユーザーの約 3 分の 1 が銀行を装った偽メールを受信

2013年12月12日

今夏、Kaspersky Lab と ビジネス調査を専門にするグローバル調査会社B2B International が共同で実施したKaspersky Consumer Security Risks Surveyによると、回答者の約 30% が銀行を装った偽メールを受信した経験があることが明らかになりました。

本リリースは、2013 年 10 月 1 日にロシア モスクワにて発表されたニュースリリースの抄訳です。


今夏、Kaspersky Lab と ビジネス調査を専門にするグローバル調査会社B2B International が共同で実施した、Kaspersky Consumer Security Risks Surveyによると、回答者の約 30% が銀行を装った偽メールを受信した経験があることが明らかになりました。多くの場合、詐欺師は銀行を装ってユーザーからアカウントの認証情報を手に入れ、預金をだまし取ろうとします。

多くのインターネットユーザーにとって、オンラインバンキング、電子決済システム、オンラインストアなどオンライン上のさまざまなサービスは現代の生活に不可欠な要素となっています。B2B International の調査では、95% の回答者はオンラインショッピングの利用経験があり、91% はオンラインバンキングを、74% は電子決済システムを使用したことがあると答えています。このトレンドに詐欺師が気付かないわけはありません。

今回の調査によると、回答者の30%が銀行を装った偽メールを受信し、22%は、オンラインストアの代理と称する送信者からの不審なメッセージを受け取ったことがあることが分かりました。そして調査対象の10%が少なくとも一度は、怪しいサイトへ自動的にリダイレクトされ、クレジットカードの認証情報の入力を要求された経験を持っています。さらに回答者の 6% が、怪しいサイトに金銭に関連する機密情報を入力したことがあると答えました。これらはすべて、クレジットカード番号やオンラインバンクのアカウント情報など、金融上の重要な機密データをターゲットにしたフィッシング詐欺の活動例です。

用心深いユーザーの多くはおそらく大半のフィッシング攻撃に気付くと思いますが、この攻撃が成功することも多く、回答者の約 4% が、サイバー犯罪者に金を奪われたことがあると答えています。統計学的には、4% は比較的小さな数字ですが、毎年、これほど多数のユーザーが攻撃を受けていれば、成功率は低くても被害額は大きくなります。2013 年春、Kaspersky Lab がクラウドサービスKaspersky Security Networkのユーザーを対象に行った調査「The Evolution of Phishing Attacks 2011-2013」によると、2012 年 4 月から 2013 年 5 月の間に行われたフィッシング攻撃の 21% が、銀行など金融機関のサイトの偽ページを用いたものでした。言い換えれば、たった 1 年間で世界中のユーザー 750 万人が金融機関のフィッシング詐欺に直面したことになります。

サイバー犯罪者から財産を守るための対策

Kaspersky Lab のネット決済保護技術は、サイバー犯罪者から金融財産を守るために開発された、複数の最新技術から構成される保護メカニズムです。ネット決済保護は、オンラインで銀行と取引したり、買い物をしたりするたびに自動的に起動されます。

Kaspersky Labの高度なアンチフィッシング技術は、ユーザーから金銭にかかわる機密情報を手に入れようとする偽の Web サイトを検知し、ブロックします。また、金融機関や電子決済サイトのセキュリティ証明書を検証することにより、金融取引の保護をさらに強化します。

特別なセーフブラウザーモードは、ユーザーのオンライン作業を悪意のある攻撃から守ります。キーボードの入力情報保護技術やセキュリティキーボード技術は、入力中のパスワードやクレジットカード情報を傍受できないようにし、機密データの傍受から保護します。

また、ネット決済保護技術は、PC にインストールされたアプリケーションをチェックするシステムも搭載しており、マルウェア感染の原因となりうるソフトウェアのぜい弱性の存在を知らせます。 これらのさまざまな技術を組み合わせることにより、金融財産を脅威から包括的に防御し、オンラインバンキングや決済取引を最大限保護できるようになります。

ネット決済保護機能は、個人ユーザー向けの高度な保護ソリューションであるカスペルスキー インターネット セキュリティ*に搭載されています。

*カスペルスキー インターネット セキュリティは、カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティに含まれる Windows プラットフォーム向けアプリケーションです。


【Kaspersky Lab について】http://www.kaspersky.co.jp/
Kaspersky Labは、世界最大の株式非公開のエンドポイント保護ソリューションベンダーです。ITセキュリティ市場におけるイノベーターとしてKaspersky Labは15年以上にわたり、大企業および中小企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なデジタルセキュリティソリューションを提供しています。同社は現在、英国で登記された持ち株会社も含め、世界中のおよそ 200 の国と地域で営業活動を行っており、全世界で 3 億人を超えるユーザーを保護しています。
詳細については http://www.kaspersky.co.jp/ をご覧ください。

インターネットユーザーの約 3 分の 1 が銀行を装った偽メールを受信

今夏、Kaspersky Lab と ビジネス調査を専門にするグローバル調査会社B2B International が共同で実施したKaspersky Consumer Security Risks Surveyによると、回答者の約 30% が銀行を装った偽メールを受信した経験があることが明らかになりました。
Kaspersky logo

Kaspersky について

Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jpをご覧ください。

関連記事 ウイルスニュース