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カスペルスキー独自のウイルス流行の警告レベル

2005年1月26日

カスペルスキーラブス社は、ウイルス流行の警告レベルを3つの色で独自に発表している

カスペルスキーラブス社は、現時点でのウイルス流行の警告レベルをサイト上で告知している。各国のカスペルスキーラブスのサイトのトップページ右下や、Viruslist.comのトップページ左上「ウイルス活動警告」がそれにあたる。


緑:普通

毎日のようにウイルスが活動をしている中、警告レベル「緑」は、特に目立った行動をするウイルスの発生はないことを表している。
また、カスペルスキー製品のアンチウイルスデータベースが最新の状態に維持されていれば、危険がないことも意味する。

 

※警告レベルが緑であっても、以下のような場合は警告通知が出される場合がある

  • 有害プログラムのスパムが検出された場合
    その有害プログラム自体に危険性がない場合でも、スパムの大量感染によって混乱を招く恐れがある場合
  • カスペルスキーラブス社のウイルス分析者が、珍しい機能が組み込まれた有害プログラム、あるいは、コンセプトコードの証明や、危険性がなくても技術的に興味深い有害プログラム、といったサンプルを受け取った場合

オレンジ:やや危険

警告レベル「オレンジ」は、最新のウイルスデータベースを定期的に更新していても、感染する危険性のある有害プログラムが発生したことを表している。
カスペルスキーのデータベースサーバーは、1時間1回の更新に加え、緊急時のデータベースアップデートも行っている。警告レベル「オレンジ」以上の場合は、定期的なアップデートだけでなく、手動のアップデートも行うことをお勧めする。
次のような場合、オレンジの警告が発行される。
  • 4時間以内に、ユーザーから、有害プログラムによる10個以上のウイルス検出(または感染)が報告された場合
  • 以前に大量発生したウイルスの改良版であった場合
  • 重要な脆弱性、あるいは、ウインドウズ内の脆弱性を利用した有害プログラムが発生した場合

赤:危険

警告レベル「赤」は一番危険性が高く、その有害プログラムが素早く拡がり、多くのシステムを危険に落とし入れる可能性があることを表している。次のような場合、赤の警告が発行される。
  • 24時間以内に、大量感染(100個以上)の報告があった場合
    これは、カスペルスキーラブス社にサンプルが直接届いた場合、及び提携先で検出された報告を基にしている
  • その有害プログラムがネットワーク通信上で非常に拡大している場合
    これは、カスペルスキーラブス社の分析者からの情報やMessage LabsやCERT、SANSといった、大手のリサーチ会社の情報を元に確定されている
  • インターネット利用において接続が不自由になるほどの突発的な流行の場合
    (短時間、長時間、部分的、全体的など)

警告レベルの決定は、24時間体制で有害プログラムの動向を追跡している、カスペルスキーラブス社のウイルス分析者によって判断されている。

 

カスペルスキー独自のウイルス流行の警告レベル

カスペルスキーラブス社は、ウイルス流行の警告レベルを3つの色で独自に発表している
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