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2004年1月のウイルストップ20

2004年2月5日

2004年1月のウイルストップ20です。

2004年1月のウイルストップ20
 

2004年1月のウイルストップ20です。

Position Change Name Percentage by occurence
1 new I-Worm.Mydoom.a 78.32%
2 -1 I-Worm.Swen 6.57%
3 -1 I-Worm.Mimail.c 3.63%
4 +2 I-Worm.Sober.c 2.11%
5 -1 I-Worm.Mimail.a 1.96%
6 new I-Worm.Bagle 1.12%
7 - I-Worm.Klez.h 0.80%
8 -4 I-Worm.Mimail.g 0.74%
9 - I-Worm.Sobig.f 0.54%
10 -5 I-Worm.Tanatos.b 0.34%
11 +3 I-Worm.Lentin.j 0.30%
12 re-entry I-Worm.Lentin.g 0.27%
13 -5 I-Worm.Lentin.m 0.26%
14 new Macro.Word97.Swatch.b 0.23%
15 -5 I-Worm.Dumaru.a 0.22%
16 -4 Macro.Word97.Thus-based 0.22%
17 -4 Macro.Word97.Saver 0.21%
18 -3 I-Worm.Lentin.o 0.20%
19 new I-Worm.Dumaru.j 0.15%
20 -9 I-Worm.Mimail.j 0.15%
other malicious programs* 1.64%
*トップ20に入っていないもの

Mydoomが1月のウィルスヒットパレードをリードした事は論議の余地がありません。このワームは1月27日に出現し、1月の全ての感染報告の4分の3以上を占めました。事実、Mydoomは去年の覇者であるSobig.fの残した全ての記録を、たったの一週間で塗り替えました。

また、トップ20には三つのニューフェイスが出現しています: BagleとSwatch.b、Dumaru.jです。1月中旬に発生したBagleは、もしMydoomが出現しなければ、トップ20において首位を占めていたでしょう。また、マクロウィルスとしてトップ20入りしたSwatch.bは、2003年9月に出現したものですが、初めてトップ20入りしたという点で特筆に価します。

Swatch.bが何故ランクインしたかは説明が難しいですが、他の二つのマクロウィルスもトップ20入りしている事からも、MSWordのマクロウィルスが絶滅したと見るのは時期尚早と思われます。DumaruやDumaru.jの最新版は今月の我々のリストへの最終参加者です。

Lentin.gの帰還と共に現れたこれらの四つの新しいウィルスは、完全に従来のファイル・ウィルスおよびバックドアを塗り替えました。

Mydoom.aはSwemやMimail.cといった以前のリーダーを簡単に押しやりました。一方、Sober.cはオリジナルであるSoberの足跡を追っています。Sober.aは6位で始まり、4位に移行し、ついにはトップ20から外れました。Sober.cは12月の6位にランクインしていましたが、現在は4位になっています。2月は何位になることでしょう?

去年の覇者であるSobig.fは未だにランクインしています。Sobigは12月に9位、1月もそのポジションをキープしています。Sobig.fの特に面白い点としては、2003年9月10日に非活性化するようにプログラムされていた事です。

総じて、悪意あるプログラムは絶好調で2004年の火蓋を切りました。我々は来月どんな事が起こるのか予想だに出来ません。

2004年1月のウイルストップ20

2004年1月のウイルストップ20です。
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