2023年の成績は、総合評価を開始した2013年からこれまでで過去最高となりました。テストに継続的に参加することは、サイバーセキュリティ技術の開発ライフサイクルの一環として不可欠です。結果を分析し、技術の改善点を見つけて対応し、実際のサイバー脅威からお客様を保護するレベルを引き上げています。
[本リリースは、2024年3月18日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
Kasperskyは、2023年に複数の第三者機関が実施したセキュリティ製品のテストやレビューに計100回参加し、そのうち1位を93回受賞、3位以内に94回入賞しました。参加したセキュリティ製品ベンダーの結果を、当社が独自に集計し総合評価した「TOP3メトリック※」では、当社は1位受賞数および3位以内の入賞数において11年連続でトップとなりました。また、2023年の成績は、総合評価を開始した2013年からこれまでで過去最高となりました。
TOP3メトリックは、サイバーセキュリティ業界において権威のある第三者機関が実施した法人向け、個人向け、モバイル向けセキュリティ製品のテストやレビューの結果を、当社が独自に集計したものです。集計の対象には、AV-Comparatives、AV-TEST、SE Labsといった多数の第三者機関のテストやレビューの結果が含まれます。複数のテスト、複数の製品で一貫したパフォーマンスを発揮できたという結果は、一つのテスト結果で良い結果を得るよりもそのベンダーにとって有意義な評価になります。
■ 個人向けソリューションに関する評価
【カスペルスキー スタンダード】
個人向けセキュリティ製品ラインアップの中の基本プランである「カスペルスキー スタンダード」が、AV-Comparativesの2023年の年間最優秀製品賞「Product of the Year 2023 」を受賞しました。当社は、同賞を業界で一番多く獲得したサイバーセキュリティ企業として記録を更新しました。同製品は、個人向けメインテストシリーズのテスト、計7回全てで最高位の「Advanced+」を獲得し、保護、パフォーマンス、誤検知の少なさの最高の組み合わせを備えていることを実証しました。
【カスペルスキー プラス】
・「カスペルスキー スタンダード」の上位レベルの製品「カスペルスキー
プラス」のWindows版が、SE Labsが2023年に4回実施した「Endpoint Security: Home 2023」の全テストにおいて、「Total Accuracy Rating(総合精度評価)」で100%を達成しました。
・「カスペルスキー プラス」のMac版は、 AV-TESTがMacを対象にしたセキュリティテストにおいて一年間を通して満点の評価結果を達成し、「Best MacOS Security Award
for Consumer Users」を初めて受賞しました。また、カスペルスキー製品は、個人向けと法人向けのセキュリティ製品合わせて七つのカテゴリでAV-TESTの「BEST 2023(2023年最優秀賞)」を受賞しました。
【カスペルスキー セーフキッズ】
・子どもの安全を守るペアレンタルコントロール機能とGPS追跡機能を提供する同製品は、AV-Comparativesのペアレンタルコントロール製品のテストで、アダルトサイトの98%以上をブロックした上、子ども向けのサイトでは誤検知をゼロに抑えました。また、重大な未解決のバグが存在しなかったことも評価され、「Parental Control
Certification」の認定を受けました。
【カスペルスキー スタンダード、法人向け製品Kaspersky Endpoint Security、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ】
・この3製品は、AV-TESTのランサムウェアやデータ窃取型マルウェアを展開する攻撃からの保護テストにおいて、卓越した結果が評価され、「Advanced Threat Protection
2023」を受賞しました。これらの受賞に加え、同3製品はテストを実施した一年を通して誤検知率が最も低かったことが評価され、「Best Usability 2023」も受賞しています。
・AV-TESTの個人向けと企業向けのWindows版アンチウイルスソフトウェアに対する評価において同3製品は、保護機能、パフォーマンス、ユーザビリティの全カテゴリで最高点を獲得し、それぞれ「TOP PRODUCT」を受賞しました。このテストには、最新の対応が求められる実世界の脅威や過去4週間に発見された広範な脅威に対する高度な対応が要求される二つの防御シナリオおよび、五つのパフォーマンス測定シナリオ、誤検知の評価が含まれています。
■ 法人向けソリューションに関する評価
【Kaspersky
Endpoint Security】
・サイバーセキュリティ製品自体への不正アクセスをテストするAV-Comparativesの「Anti-Tampering(改ざん防止)評価」において、改ざんを試みる攻撃に対して100%防御したことが認定されました。同製品は最高の耐性を備え、ユーザーのシステムやデータに対して遅延無しにセキュリティを提供できることを示しました。
【Kaspersky
Endpoint Security for Business、カスペルスキー
スモール オフィス セキュリティ】
・両製品ともに、SE
Labsが2023年に実施した4回の「Enterprise
Endpoint Protection 2023」テストの全てで最高評価の「AAA」を得ています。これに加えて両製品は、「Total Accuracy Rating」でも4回のテストのうち3回でトップ1を獲得しています。
【Kaspersky
Endpoint Detection and Response Expert】
・ AV-Comparativesが実施した「Endpoint Prevention & Response(EPR)Test」の50パターンの標的型攻撃の全シナリオで攻撃を検知および防御し、アクティブレスポンスとパッシブレスポンスの両方で累積率100%を達成し、最高評価となる「戦略的リーダー」に認定されました。
・SE Labsの「Enterprise Advanced Security(EDR)」テストにおいて、16の標的型攻撃の全てを誤検知無しでブロックしたことにより、100%の「Total Accuracy Rating(総合精度評価)」を達成して最高評価の「AAA」に位置付けられました。
・AV-TESTより、高いカバー率と有益な分析を実証したことが評価され、「AV-TEST Approved Advanced Endpoint Detection and
Response Certification」に認証されました。このテストでは、脅威アクター「Hafnium(ハフニウム)」と「Lazarus(ラザルス)」の攻撃シナリオをそれぞれ再現した一連の攻撃によって実施されました。同製品は、「Hafnium」の攻撃シナリオで100%の防御を達成し、「Lazarus」のシナリオでは30件のテクニックのうち29件を検知しました。
Kasperskyの脅威リサーチ部門の責任者アレクサンダー・リスキン(Alexander Liskin)は次のように述べています。「当社は年間を通じて多数のテストに参加し、卓越した製品を提供するという私たちのコミットメントを示すだけでなく、お客様から求められる要件を当社製品が満たしているという自信を深めています。急速に変化する現代のデジタル環境において、サイバーセキュリティの期待に応えるだけでなく、期待を上回り続けています」
※ TOP3メトリックの評価方法、テストの詳細および参加したベンダーの情報など詳細については、こちらからご覧いただけます。2023年のTOP3 メトリックの対象ベンダー数は95社です。