当製品は、フィッシングサイトへ誘導するURLの検知において、テストに参加した15製品の中で最も高い検知率である93%を達成し、「Approved」認定を受けました。
[本リリースは、2024年7月15日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
独立系セキュリティ製品の評価機関であるAV-Comparatives(オーストリア)が実施した2024年度の「アンチフィッシングテスト(Anti-Phishing Tests)」で、個人向けセキュリティ製品「カスペルスキー プレミアム」がトップの成績を収めました。当製品は、フィッシングサイトへ誘導するURLの検知において、テストに参加した15製品の中で最も高い検知率である93%を達成し、「Approved」認定を受けました。この結果は、重要な個人データの損失を防ぎ、ユーザーの安全なデジタル体験を確保するという、当社の取り組みを改めて明らかにしました。
当社の統計によると、フィッシングサイトへ誘導する攻撃は依然として世界的に拡大を続けており、非常によく見られるタイプの攻撃となっています。特に2024年の上半期は、当社のアンチフィッシングシステムだけでも、フィッシングサイトのURLを開こうとするユーザーの操作を5億1,500万回ブロックしました。また、当社の最新の年次レポート「Spam and phishing in 2023」では、2023年の1年間に当社製品が検知したフィッシング攻撃は7億900万件であったことが明らかになっています。
AV-Comparativesによる今回のアンチフィッシングテストは、ネットの閲覧中やメールの使用時に、セキュリティ製品がフィッシングの脅威からユーザーを保護する機能について、その有効性を評価するものです。2024年度のテストでは、PayPalや銀行、SNSといった多種多様なオンラインサービスのログイン認証情報などのデータを狙った、実際のフィッシングURLが用いられました。
テストにおいて、「カスペルスキー プレミアム」のWindows向けフィッシング対策機能は、全体の93%のフィッシングURLを検知・ブロックし、参加した製品の中で最も高い保護率を達成しました。また、正規のウェブサイトの誤検知についても、テストに使用された全ての正規ウェブサイトで誤検知ゼロを記録し、その信頼性を実証しました。その結果、個人の機密情報を盗み取るような悪意のあるウェブサイトからユーザーを保護する性能が認められ、「Approved」の認定を獲得しました。
なお、テストに参加した15製品のうち、認定プロセスに必要な要件を満たし、「Approved」認定を得たのは8製品でした。
AV-ComparativesのCEOで創設者のアンドレアス・クレメンティ(Andreas Clementi)氏は、次のように述べています。「2024年のアンチフィッシングテストにおいて、カスペルスキー プレミアムのWindows向けフィッシング対策機能が最高レベルの結果を収めたことを喜ばしく思います。当機関ではアンチフィッシング機能の評価を2011年から行っていますが、Kasperskyのソリューションはこれまで継続して安定した結果を残しています。そして今回も『Approved』の認定を得て、製品が本テストの高い基準に達していることが確認されました」
Kasperskyの脅威リサーチ部門で責任者を務めるアレクサンダー・リスキン(Alexander Liskin)は、次のように述べています。「アンチフィッシングテストで一貫して素晴らしい結果を達成できていることを誇らしく思います。常に変化し続けるフィッシングの脅威から、ユーザーを保護する当社製品の性能が明らかにされています。2011年にテストが始まって以来、当社の製品は一貫して『Approved』認定を受けており、その有効性が確認されています。今回再び、AV-Comparativesからトップパフォーマーとして認められ、最高水準のサイバーセキュリティを維持するという、当社の真剣な取り組みが反映される結果となりました」
2024年はこのほか1月にも、個人向け製品「カスペルスキー スタンダード」がAV-Comparativesの「Product of the Year(年間最優秀製品賞)」を受賞しました。この評価は、同製品が2023年を通じて優れたテスト結果を残したことを示しており、ユーザーに対してその安定性と強固な保護を実証するものです。
・ AV-Comparatives が発行したアンチフィッシングテストのレポートは、こちらでご覧いただけます。
・ さらに詳しい内容は、当社の公式ブログでご覧いただけます。
・ 個人向けセキュリティ製品「カスペルスキー プレミアム」の詳細は、こちらでご覧いただけます。