実環境でのAPT攻撃シナリオに基づいたテストにおいて、Kaspersky EDR Expertは誤検知無しで各脅威の全ての要素を検知し、100%の「Total Accuracy Rating」を達成して最高位「AAA」を獲得しました。
[本リリースは、2022年8月18日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
KasperskyのEDR製品「Kaspersky Endpoint Detection and Response Expert（Kaspersky EDR Expert）」はこのたび、セキュリティ製品およびサービスの独立系評価機関のSE Labs（英）によるEDR製品の「Enterprise Advanced Security※」テストの結果、最高評価の「AAA」に位置付けられました。Kaspersky EDR Expertは、誤検知無しで各脅威の全ての要素を検知し、100%の「Total Accuracy Rating（総合精度評価）」を達成しました。
今回のテストでは、サイバーセキュリティを提供するベンダー5社の各EDR製品の有効性を確認するために、複数の完全な攻撃チェーンが実行されました。これらの攻撃は、実環境での攻撃シナリオに基づいており、MITRE ATT&CKフレームワークを使用して可能な限り現実的な環境を確保しています。テストは、Wizard Spider、Sandworm、Lazarus Group、Operation Wocaoの四つの高度サイバー攻撃（APT）による合計17種類の攻撃で構成されており、攻撃チェーンの異なる段階における検知性能について評価し、各EDR製品の特定領域における弱点を明らかにしやすくなっています。
Kaspersky EDR Expertは全段階で17種類の攻撃を全て検知し、「Total Accuracy Rating」において100%の評価を受けました。Kaspersky EDR Expertは「Detection Accuracy」および「Legitimate Accuracy」の各評価においても100%を達成しており、これは、攻撃の全てを検知しただけでなく、誤検知も回避したことを意味します。テストの結果、同製品は第1位にランクされ、SE Labsの最高評価である「AAA」を獲得しました。
SE LabsのCEO サイモン・エドワーズ（Simon Edwards）氏は次のように述べています。「サイバー攻撃にはさまざまな要素があり、セキュリティ製品を評価する際はこれらを全て使用することが重要です。そのうち一つの要素を見逃すこともあれば、別の要素を捉えることもあります。Kaspersky EDR Expertがこれら全てを検知したことは、極めて印象的で心強い結果です」
Kasperskyの脅威リサーチ部門の責任者アレクサンダー・リスキン（Alexander Liskin）は次のように述べています。「高度なサイバー脅威が一般的になるにつれ、企業は安全性を確保するために効果的なサイバーセキュリティ対策を講じる必要が増しています。当社は、当テストが2019年にBreach Response Testとして開始された時から参加しており、Kaspersky EDR Expertの機能が最高レベルであることが定期的に確認されていることをうれしく思います。第三者機関によるテストにより、当社はお客様に提供する保護の品質をより詳細に管理できるようになるとともに、絶えず進化する脅威の状況に対応していることを確認できます」
Kaspersky EDR Expertは、企業ネットワーク上の全てのエンドポイントを可視化し強固に保護するため、複雑な脅威とAPTレベルの攻撃を検知し、優先順位を定めて調査し、無効化するための定型タスクの自動化を提供します。
・SE Labsのテスト結果レポート全文は、こちらからご覧いただけます。
・Kaspersky EDR Expertの詳細は、こちらからご覧いただけます。
※ テストの実施期間は2022年4月～6月
