テストの結果、個人向けセキュリティ製品「カスペルスキー インターネット セキュリティ」が、誤検知ゼロで245のフィッシングサイトの98%をブロックし、テストに参加した他社製品を大きく上回る結果をおさめました。
[本リリースは、2015年8月27日にKaspersky Labが発表したプレスリリースの抄訳です]
個人向けセキュリティ製品「カスペルスキー インターネット セキュリティ」の最新バージョン※が、第三者評価機関であるAV-Comparativesが実施したアンチフィッシング技術のテストにおいて、最高位の「ADVANCED+」を受賞しました。当製品は、誤検知ゼロでフィッシングサイトの98%をブロックし、テストに参加した他社製品を大きく上回る結果をおさめました。
テストでは、一般的なWeb閲覧の状況を再現したシミュレーションを用いて、10のセキュリティ製品のアンチフィッシング保護機能が評価されました。ブラウザーは、アンチフィッシングモジュールを無効にしたInternet Explorer 11が使用されました。
テストは245のフィッシングサイトが対象となりましたが、その基準は、テスト実施時点で有効かつ独自のサイトであること、クレジットカード番号、金融サービスやオンラインバンキングのアカウント、メール、ソーシャルネットワーキングサイト、オンラインゲームのパスワードなど、個人の重要な情報の窃取を目的にしていることでした。また、フィッシングサイトのURLは、存続期間が長いほど悪質サイトとしてセキュリティ製品のデータベースに登録される可能性が高まるため、全製品のテストが同時に実施されました。テストの結果、「カスペルスキー インターネット セキュリティ」はフィッシングサイトの98%をブロックして第1位となり、第2位の製品を6%も上回る好成績をおさめました。
また、今回のテストにおいて「ADVANCED+」の認定を得るための必須条件は、500の正規オンラインバンキングサイトを誤検知しないことでした。「カスペルスキー インターネット セキュリティ」はこのテストにおいても誤検知ゼロの成績をおさめています。
Kaspersky Labコンテンツ解析リサーチグループの責任者、ユージン・スミルノーフ(Eugene Smirnov)は、次のように述べています。「サイバー犯罪者は毎日新しいフィッシングページを作成し、そのリンクはソーシャルネットワークやインスタントメッセンジャー、メールの一斉送信などによって、瞬時に膨大な数のユーザーへと拡散します。残念ながら、偽の金融機関やソーシャルネットワークのサイト、企業のホームページは極めて正確に本物を模倣しているため、偽サイトと見抜くことは困難です。このような状況において、インターネットユーザーの個人情報とバンキングデータの安全は、アンチフィッシング技術のレベルに直接左右されます。今回のテストで第1位を獲得したことは、Kaspersky Labの技術がユーザーを保護する上で極めて有効であることを示しています」
アンチフィッシング技術は、Kaspersky Labの個人向け製品と法人向け製品の大半に搭載されています。ローカルとクラウドのデータベースチェックや、ヒューリスティックによる多重型の検知の仕組みによって、正規サイトか偽サイトかを正確に見分けることができます。
※ 個人向けセキュリティ製品「カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ」に含まれる、Windows向けの製品。