メインコンテンツにスキップする

世界中のコミュニティーを強化する:KasperskyがCSR活動を報告

2020年11月11日

当社が2019年から2020年に実施した、グローバルでのCSRへの取り組みについて公開しました。現在、非常に深刻な世界規模の危機に立ち向かっている2,300以上の医療機関への支援、ストーカーウェアからの人々の保護などにも取り組んでいます。

[本リリースは、2020年10月30日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

Kasperskyはこのたび、当社の企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility:CSR)の取り組みに関する情報を公開しました。これは、当社が2019年から2020年に実施した社会活動、環境や教育、チャリティー活動への取り組みについてまとめたものです。取り組みには、現在、非常に深刻な世界規模の危機に立ち向かっている2,300以上の医療機関への支援、ストーカーウェアからの人々の保護なども含まれています。

テクノロジーの進歩から最大限の恩恵を受けられるように人々を支援することは、常に変わらず当社のビジネスの根幹を成してきました。世界をさらに安全で、誰もが生き生きとできる場所とするため、当社の持つ知識や専門性を活用し、ImpaKt、Kommunity、EduKation、Kpeople(インパクト、コミュニティー、教育、人々)というKasperskyのイニシャル「K」を付した四つの柱を通して支援に取り組んでいます。例えば、環境にプラスの影響を与えることを目的とした活動(ImpaKt)、当社社員による社会活動やボランティア活動への支援(Kommunity)、インターネットを安全に利用する方法についての教育(EduKation)、社員それぞれの力を発揮できる、多様性を尊重した働きやすい職場環境の整備(Kpeople)などが挙げられます。Kasperskyは今後も、多様性と持続可能性に優れた、インクルーシブな世界規模の支援的なコミュニティーの構築に努め、人々を支援して行きます。

パンデミック下での医療コミュニティーの支援
世界中に新型コロナウイルス感染症がまん延する厳しい状況下で、医療関係者は人々の生命を守るために戦っています。そのような中で、医療機関を標的とするサイバー犯罪者からの攻撃に備えるために、法人向けエンドポイントセキュリティ製品のライセンスを無償で提供しました。現在までに、46カ国2,300の病院や診療所に対して、35万のライセンスを提供しています。
また、医療機関をサイバー脅威から保護することに加えて、地域的な取り組みも支援してきました。例えば、中国・武漢の病院へのマスクの寄付、米国の高齢者や生活困窮者へのマスクや保護用製品の提供、ロシアの病院の集中治療室で使われる特別な枕の製造支援などです。5月には従業員の間で募金活動が始まり、当社は募金額を2倍にして赤十字国際委員会に寄付しました。

ストーカーウェアとの絶え間なき戦い
当社は2019年に、ストーカーウェアに対処する取り組みを開始しました。ストーカーウェアとは、相手に気付かれずにスパイ行為を働くことができる市販のソフトウェアです。これを使ったパートナーのプライバシーを侵害する例が多発しています。当社は、デバイスにストーカーウェアが見つかった場合、ユーザーに通知する機能の実装だけでなく、その危険性についても広く説明しています。当社は引き続きストーカーウェアの検知率向上に取り組んでいます。第三者評価機関のAV-Comparativesが実施した Stalkerware Test 2020の結果では、 Androidデバイス向け製品「カスペルスキー インターネット セキュリティ for Android」が2019年11月と2020年5月のテストで95%の検知率を達成し、最高レベルのパフォーマンスを示しました。
また、2019年11月に当社を含む10の組織によって設立された「 Coalition Against Stalkerware」のメンバーに知識を共有する活動も続けています。現在までに、当組織にはITセキュリティ企業、権利擁護団体、非営利組織など、世界中の26の組織が参加し、家庭内暴力から逃れてきた人々のサポート、デジタル著作権の支援運動、サイバーセキュリティの専門知識を集結した、ストーカーウェアを利用した犯罪行為への対処と、この重要な問題に対する一般的な意識を高める活動を続けています。

慈善団体への世界的な支援
当社の企業文化は、世界中の社員が寄付、ボランティア活動、イベントの開催などを通してチャリティー活動を支援し、地域社会への貢献を基本としています。2019年と2020年には、ダウン症のアスリートによるキリマンジャロ登頂の支援、ロシアのウドムリャの孤児院の援助といった多くの活動を行ってきました。また、Dubai Autism Center(ドバイ自閉症センター)をサイバー犯罪、詐欺、脅威から守る活動が10周年を迎えました。

KasperskyのCEOユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)は、次のように述べています。「私たちは複数の問題に直面していますが、今年起こったさまざまな出来事によって、人々が力を合わせて助け合うことによってのみ困難を乗り越え、強くなれることを再確認しました。私たちは社会的なコミットメントやパートナーシップを通して連携し、テクノロジーを活用してプラスの影響を生み出し、よりサステナブルな社会を目指して協力していきます。20年以上にわたって強力なKasperskyチームとして活動し、デジタル世界の安全性を維持するだけでなく、この世界をより良い場所とし、人々の成功を支援してこられたことを誇りに思っています」

当報告について詳しくは、CSR報告サイト(英語)でご覧いただけます。

※ 当社のAndroid用製品に含まれている「プライバシーアラート」を、警告付きにアップグレードすることで可能になります。

世界中のコミュニティーを強化する:KasperskyがCSR活動を報告

当社が2019年から2020年に実施した、グローバルでのCSRへの取り組みについて公開しました。現在、非常に深刻な世界規模の危機に立ち向かっている2,300以上の医療機関への支援、ストーカーウェアからの人々の保護などにも取り組んでいます。
Kaspersky logo

Kaspersky について

Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jpをご覧ください。

関連記事 ウイルスニュース