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Kaspersky Lab、ピルスナー・ウルケルの製造元Plzeňský Prazdroj社のセキュリティ向上のために、サイバーセキュリティアセスメントを実施

2018年6月19日

Kaspersky Labは、「ピルスナー・ウルケル」の製造元で市場に多大な影響力を持つ世界的に有名なビール会社Plzeňský Prazdroj社のサイバーセキュリティアセスメントを実施しました。同社の産業向けサイバーセキュリティにおける取り組みを強化し、生産ラインがサイバー攻撃に対抗する力を蓄え、OTを改善できるように支援します。

[本リリースは、2018年6月11日にKaspersky Labが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

Kaspersky Labとプルゼニュスキー プラズドロイ社(Plzeňský Prazdroj)は、6月11日に、Plzeňský Prazdroj社の工場の産業向けサイバーセキュリティに対する取り組みの全面改善を成功裏に完了したことを発表しました。Plzeňský Prazdroj社は、「ピルスナー・ウルケル」 というブランドのピルスナーブロンドラガースタイルのビールを初めて生産した、市場に多大な影響力を持つ世界的に有名なビール会社です。現在世界で生産されているビールの3分の2以上は、このビールが原型となっています。Kaspersky Labは、同社の産業向けサイバーセキュリティにおける取り組みを強化し、生産ラインがサイバー攻撃に対抗する力を蓄え、OT(Operational Technology)を改善できるように取り組みました。

近年、制御ネットワークへのサイバー攻撃が増加しており、Kaspersky Lab ICS CERTのレポートでは、2017年下半期には世界の37.8%の(産業用制御システムの)コンピューターがサイバー攻撃を検知したことが明らかになっています。

1回のサイバー攻撃が大惨事を引き起こす可能性があり、産業プロセスやビジネスの継続性にすら深刻な損害が及びます。またインシデント発見までの時間も重要であり、1週間以上かかった場合、企業の損失額は平均120万ドルにもなります。こうした理由により、Plzeňský Prazdroj社はサイバーセキュリティに真剣に取り組んでいます。同社はKaspersky Labと協力して、複雑なITインフラストラクチャ内に攻撃経路となりうる要因がないか、またセキュリティ上の懸念点が存在しないかどうかを調査しました。

Kaspersky Labは徹底したサイバーセキュリティアセスメント(CSA)を実施し、リモートとオンプレミスのサイバーセキュリティを評価しました。2か所の醸造所と工場内の8つのパッケージラインを対象とした、インフラストラクチャの監査と脅威モデルの開発から取り掛かりました。さらに製造エリアと接続している企業ネットワーク、SCADAソフトウェアを調査し、管理されていない外部接続(受信と送信の両方)も特定しました。調査後、Kaspersky Labのエキスパートは発見した脆弱性やゼロデイ脆弱性、攻撃経路とその要因、推奨される対策を報告しました。Plzeňský Prazdroj社は、CSAを実施することで、脆弱性によって引き起こされたであろう攻撃を未然に防ぐとともに、同社の安全と信頼性を保ち、収益への悪影響を回避することができました。

Plzeňský Prazdroj社のITアナリストであるミロスラフ・ザイーツ(Miroslav Zajíc)氏は次のように述べています。「この分析結果により、セキュリティライフサイクルで優先すべき重要事項とセキュリティプロセスにおける脆弱性が明らかになりました。最終レポートには改善すべき領域が複数指摘されており、すべての評価結果がまとめられていました」

Kaspersky Labのグローバルセールス担当バイスプレジデントであるマキシム・フロローフ(Maxim Frolov)は次のように述べています。「産業環境でのサイバー脅威は、複雑さと、想定される損害の規模の両面において、ビジネスや個人が直面するような従来の脅威とは根本的に異なっており、壊滅的な事態になる危険性を抱えています。世界の屈指の能力を持つKaspersky Labのスペシャリストで構成されるICS-CERTは、企業を支援して、この特異な環境で自社をどのように守るかを指導しています。私たちはPlzeňský Prazdroj社で、業務を妨げない方法で徹底的なサイバーセキュリティ評価を実施し、同社の産業プロセスの継続性や整合性に損害を与えかねないリスクについて評価しました」 

Plzeňský Prazdroj社のC&Aマネージャーであるオンドジェイ・シーコラ(Ondřej Sýkora)氏は次のように述べました。「Kaspersky Labとの提携がすぐに決まったのには、さまざまな理由がありました。他のサプライヤーと比較したときに、Kaspersky LabのICSサイバーセキュリティ分野での実績、プロ意識、製品の汎用性には高い価値があり、当社のセキュリティ戦略には明るい未来が待っていることを確信しました」

本件の詳細はこちらからご覧いただけます。
https://media.kaspersky.com/jp/business-security/case-studies/CaseStudy_plzensky-prazdroj_JA.pdf

産業向けサイバーセキュリティにおける当社の取り組みや調査について、詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://ics.kaspersky.com/
https://ics-cert.kaspersky.com

※ 出典:「New Threats, New Mindset: Being Risk Ready in a World of Complex Attacks

Kaspersky Lab、ピルスナー・ウルケルの製造元Plzeňský Prazdroj社のセキュリティ向上のために、サイバーセキュリティアセスメントを実施

Kaspersky Labは、「ピルスナー・ウルケル」の製造元で市場に多大な影響力を持つ世界的に有名なビール会社Plzeňský Prazdroj社のサイバーセキュリティアセスメントを実施しました。同社の産業向けサイバーセキュリティにおける取り組みを強化し、生産ラインがサイバー攻撃に対抗する力を蓄え、OTを改善できるように支援します。
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Kaspersky について

Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jpをご覧ください。

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